今日はバーガンディ―カラーのアイテムを3つ。
特に何か定義があるわけでもないですが、どことなくエレガント印象のある色。
それをアランセーターやボディウォーマーなどのカジュアルなボディにのせることで、
スタイルにちょっとした色気が加わります。
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今日はバーガンディ―カラーのアイテムを3つ。
特に何か定義があるわけでもないですが、どことなくエレガント印象のある色。
それをアランセーターやボディウォーマーなどのカジュアルなボディにのせることで、
スタイルにちょっとした色気が加わります。
いずれもコットンコーデュロイを使ったイギリスのウェア。
クライミングパンツはその名の通りアウトドアウェアですが、
上2つのジャケットも街着でありながらもどこかアウトドアな
要素を含んだルックスになっています。
今まで見てきた感じ、コーデュロイを使ったイギリスのウェアは
7,80年代頃のブレザーやハリントンジャケットがアイテムとしては
圧倒的に多い印象。細畝でシルエットもタイトで、都会的な素材と
して扱われていたことがなんとなく想像できます。
でも、これらのように太畝でどこか野良着的な雰囲気のある、
古いフレンチのワークウェアのように着れば着るほど味わい深さが
生まれるコーデュロイは、意外にもイギリスでは稀。
肩のなだらかなシルエット、ボタンダウンカラー、サルエル風の
クロップド丈など、それぞれに現代的な部分も含んでいるので
ただの野暮ったい服で終わらないのもポイントです。
更新が滞ってしまい申し訳ないのですが、ある準備の真っ最中。
一つのことに夢中になると他に気が回らないのは悪いクセですね・・
それについては明日の日曜日、本日ご来店いただいた方には
その場でお知らせいたします。
今日は温かいみたいで、前の桜坂もにぎわいそうな予感。
今から花見でワクワクしている人も多いと思います。うらやましい。
明日は雨予報なので、今日のうちに思う存分桜を楽しんでください。
僕は今年の花見はおそらく無理でしょう・・
それでは季節に合ったウェアを用意してお待ちしております。
よろしくお願いします。
イギリスのショールカラーカーディガン。
イギリスのセーターでショールカラーというとアランセーターが多く、
また模様が編み込んであるセーターというとカウチンセーターの
イメージが強いですが、これはそのどちらでもありません。
特徴的なのがこのクレスト(紋章)のデザイン。
普通ならブレザーやセーターの胸に刺繍されていたり、そのワッペンが
ついているクレストが編み込みで入っている面白いデザインです。
ボタンの間隔が・・笑
ここまで複雑な模様を編めるのになぜこんな基本的なところで
こうなるのか不思議に思ってしまいますが、これもハンドニットの証。
余計に面白さやオリジナリティが感じられます。
ヴィンテージのショールカラーセーターは、特にその年代が
重要視されることが多く、価格もそれだけで大きく変わりますが、
これは年代ではなく、発想の面白さや唯一無二のデザインである
という、より本質的なところに価値があります。
分かる人には分かる、特別な違いのある一枚です。
本日は撮影のため、発送は明日になります。ご了承ください。
それでは失礼します。
バタバタしていて更新が滞ってしまっていますが、
本日も渋谷の店舗は営業いたします。
野暮ったいGUCCIのチノパンツ、
アイスブルーカラーのARMANIバギージーンズ、
ロールネックのコットンニットなど、
8,90'Sのリアリティが感じられるようなものを
今日はラインナップにプラスしようと思います。
それではよろしくお願いいたします。
今日は珍しく、フランスの古いジャケットをアップしました。
BELLE JARDINIEREというフランスの老舗百貨店からの一枚。
イギリスでいうとHarrodsのような存在だったのだと思いますが、
現在はもうなくなってしまったようです。
この当時のテーラードウェアというと、例えばタキシードのような、
今の感覚だとやや仰々しいデザインが多いですが、こちらは例外。
ショルダーライン、ラペルや裾のカットなど、各所の線が緩やかで、
丸みのある柔らかい印象。おそらくフォーマルな機会ではなく、
その一歩手前、もう少しカジュアルな場で着用されていたのかと。
100年近くも前に作られたテーラードウェアが、100年後の街にも
違和感なく馴染む。すごくロマンを感じる一着だと思います。
今日は渋谷の日。相変わらず暖かくならないので、今日のラインナップは
ちょっと寒いと感じるかもしれません笑。それではよろしくお願いいたします。
今日は春を意識して、色のあるものを
一つ一つ簡単に紹介したいと思います。
ロンドン・ハムステッド発のブランド、JIGSAW。
タグがいかにも90'sらしい。大好きですこういうの。
Café Societyとは元々、19世紀終わりのニューヨークやパリ、ロンドンで、
洒落たカフェやレストランに集まる人たちのことを呼んだ言葉だそう。
トマトカラーの明るい雰囲気がいかにもそんな感じです。
90'sにしては肩も狭く、緩やか。なで肩の方にはぴったりです。
カラーツイードはヴィンテージだとまず手に入りませんが、この辺の
カジュアルな作りのものの方が着やすいかも。
マンチェスター発のアウトドアブランド、SPRAYWAY。
ゴアテックス仕様のハイキングパーカです。
イギリスのゴアテックス系だとberghausが有名ですが、
こちらのSPRAYWAYもなかなか良いです。
ゴアテックスにありがちな、ゴワッとバリッとした質感ではなく、
シャリッとした、柔軟性のある素材感。とにかく着やすい。
丸めてカバンに入れられるポータブルなゴアテックス。
ぱっと見berghausと何が違うの?って感じですが、
それがSPRAYWAYの良さ。手にすれば分かります。
かわってこちらはロンドン・ナイツブリッジからの
ご存じHarrods(ハロッズ)、ツイードブレザー。
4色くらいの糸が、全体の淡い色合いを作り上げています。
ツイードっていうと厚く、重みがあり、どちらかというと山系の
色合いが多いですが、これはどれにも当てはまりません。
シーグリーン?アクアブルー?といったツイードらしくない爽やかな色合い。
これもハロッズのさじ加減? さすがとしか言えません。
ハロッズとリバティは本当に底が知れない。常にワクワクさせてくれます。
肩のラインは緩やかで、着心地も軽め。気張らずに着られます。
最後はイギリスらしいコットンドリルのワークジャケット。
ウソつけ、カジュアルウェアだろ?って言いたくなるような
ブライトオレンジ。これにはちゃんと理由があります。
工事現場の人が着ているような、反射布がついた安全服。
あれは夜間でも人がすぐ視認でき、危険を回避させることが目的。
ただ当時はそういったハイテク素材がなかったので、こういった強い
発色がその役割を果たしていたわけです。
たまにドンキージャケットでヨークがオレンジのやつがありますが、
あれも同じ目的。カラーバリエーション豊富に取り揃えてお待ちして
おります、的なものではないんです。
まるで老舗ブランドのスプリングコートのような色合い。
色落ちしたデニムに合わせて羽織るだけで春ですね。
いずれ着丈が短めで、身長がなくても着られます。
そろそろ色を着る時期ですね。
今日は春の始まりといったような嵐。
これから帰宅される方はお気を付け下さい。
それでは失礼します。
今日は鉄道系のウェアを2枚。
こちらはBR(イギリス国鉄)のジャケット。
日本でいうJR。
当たり前ですが、イギリスのどこに行ってもこのボタンのマークを目にします。
BRのユニフォームはとにかくシンプル。
衿の切替えはもちろん、ラインすら全く入っていないのがほとんどで、
一番鉄道系の「らしさ」を感じないのがBR。
ワークウェアらしいミニマムな一着です。
かわって、こちらはローカル鉄道の一枚。
まあこちらも鉄道系らしさは特にないんですが、
衿のワッペン跡(赤いのは糸です)とピンクの管理タグは
鉄道系によく見られる特徴なので、そこで判断しました。
タイトな身頃と、ヘリンボーンウールを使ったライニングが何よりの特徴。
今の感覚でみると、鉄道系、いや、ワークウェアの中でもダントツに
ファッション性の高い一着。整った形の良さは画像からも伝わると思います。
ワークウェアを着ているようなルックスとはだいぶかけ離れます。
経年劣化が散見されるため、リペアをして着続けることに抵抗のない方向け。
(もちろん着たらいきなり壊れる、なんてことはありませんが。)
ただ、そうしてでも長く付き合っていく価値のある一着だと思います。
冬らしい上着はこれで最後です。おつかれさまでした。
鉄道系のSS編も笑、いずれお送りしたいと思います。
それではまた。
昨日はまさかの雪。渋谷にいて、暗くなったと思ったら
ちらちらと。なんでいつも金土なのさ。
3月の雪。もしかしたら実際に見たのは初めてかも。
大学時代思い出す、大好きな曲。
Royal Navy Submarine Serviceのワークジャケット。
Submarine Service。またの名をSilent Service。
気づかれないよう任務を遂行しなければいけないため、
こう呼ばれることもあるそうですが、このジャケットの存在にも
気づかなかった方は多いのではないでしょうか。
ちょっと突っ込んだ内容なので詳しい説明は割愛しますが、
着用感は、例えばアメリカ軍の分厚いフライトジャケットなんかよりも
ずっと丸みのあるシルエットです。中に着込まなくてもそれは同じです。
謎が多い割にはあまり目立たないルックス。
拍子抜けするくらい地味。だから余計に興味をそそられる。
ついに姿を現した凶悪犯が実は普通のおっさんだった時の
あの引き込まれる感覚に似ています。
ハイスペックを誇示するかのようなミリタリーウェアにはない魅力。
誰も分からない。誰も気づかない。super low profileな一着。
表に出ない情報が多いからこそ、自分だけの楽しみになる。
なんだそりゃ?って思われる気持ち良さ。共感できる人に笑。
以前スタイルで使ったプリムソールもアップしました。
よろしくお願いします。
今日は渋谷の日です。
寒いよ、って思われる服を用意してお待ちしております。
それでは失礼します。