今日は春を意識して、色のあるものを
一つ一つ簡単に紹介したいと思います。
ロンドン・ハムステッド発のブランド、JIGSAW。
タグがいかにも90'sらしい。大好きですこういうの。
Café Societyとは元々、19世紀終わりのニューヨークやパリ、ロンドンで、
洒落たカフェやレストランに集まる人たちのことを呼んだ言葉だそう。
トマトカラーの明るい雰囲気がいかにもそんな感じです。
90'sにしては肩も狭く、緩やか。なで肩の方にはぴったりです。
カラーツイードはヴィンテージだとまず手に入りませんが、この辺の
カジュアルな作りのものの方が着やすいかも。
マンチェスター発のアウトドアブランド、SPRAYWAY。
ゴアテックス仕様のハイキングパーカです。
イギリスのゴアテックス系だとberghausが有名ですが、
こちらのSPRAYWAYもなかなか良いです。
ゴアテックスにありがちな、ゴワッとバリッとした質感ではなく、
シャリッとした、柔軟性のある素材感。とにかく着やすい。
丸めてカバンに入れられるポータブルなゴアテックス。
ぱっと見berghausと何が違うの?って感じですが、
それがSPRAYWAYの良さ。手にすれば分かります。
かわってこちらはロンドン・ナイツブリッジからの
ご存じHarrods(ハロッズ)、ツイードブレザー。
4色くらいの糸が、全体の淡い色合いを作り上げています。
ツイードっていうと厚く、重みがあり、どちらかというと山系の
色合いが多いですが、これはどれにも当てはまりません。
シーグリーン?アクアブルー?といったツイードらしくない爽やかな色合い。
これもハロッズのさじ加減? さすがとしか言えません。
ハロッズとリバティは本当に底が知れない。常にワクワクさせてくれます。
肩のラインは緩やかで、着心地も軽め。気張らずに着られます。
最後はイギリスらしいコットンドリルのワークジャケット。
ウソつけ、カジュアルウェアだろ?って言いたくなるような
ブライトオレンジ。これにはちゃんと理由があります。
工事現場の人が着ているような、反射布がついた安全服。
あれは夜間でも人がすぐ視認でき、危険を回避させることが目的。
ただ当時はそういったハイテク素材がなかったので、こういった強い
発色がその役割を果たしていたわけです。
たまにドンキージャケットでヨークがオレンジのやつがありますが、
あれも同じ目的。カラーバリエーション豊富に取り揃えてお待ちして
おります、的なものではないんです。
まるで老舗ブランドのスプリングコートのような色合い。
色落ちしたデニムに合わせて羽織るだけで春ですね。
いずれ着丈が短めで、身長がなくても着られます。
そろそろ色を着る時期ですね。
今日は春の始まりといったような嵐。
これから帰宅される方はお気を付け下さい。
それでは失礼します。