今日は珍しく、フランスの古いジャケットをアップしました。
BELLE JARDINIEREというフランスの老舗百貨店からの一枚。
イギリスでいうとHarrodsのような存在だったのだと思いますが、
現在はもうなくなってしまったようです。
この当時のテーラードウェアというと、例えばタキシードのような、
今の感覚だとやや仰々しいデザインが多いですが、こちらは例外。
ショルダーライン、ラペルや裾のカットなど、各所の線が緩やかで、
丸みのある柔らかい印象。おそらくフォーマルな機会ではなく、
その一歩手前、もう少しカジュアルな場で着用されていたのかと。
100年近くも前に作られたテーラードウェアが、100年後の街にも
違和感なく馴染む。すごくロマンを感じる一着だと思います。
今日は渋谷の日。相変わらず暖かくならないので、今日のラインナップは
ちょっと寒いと感じるかもしれません笑。それではよろしくお願いいたします。