ドイツ、ハンブルク。
Leather and Lace、新天地はまさかのこの国。
1泊2日、約1日半の強行スケジュールのはずが、
とんでもないミスを犯し、実働約1/2日という超強行日程に。
ドイツに留学経験のある後輩のアテンドで、10件、いや15件は
回りたいな、なんて話してたのに結局まともに見たのは2件だけ笑。
それでも何から何まで手配してくれた後輩と、その知り合いである
優秀なトレーダーのおかげで濃い時間を過ごせました。
それにしてもドイツの空は青かった。
下はイギリス・Lutonにて出発前の写真。
同じ晴れでも空の青さが全然違います。
イギリスはなんかくすんでる・・。
珍しく食べ物の写真笑。3人でステーキ。
向こうにいる時はただ腹を満たすだけのひどい食事ばっかりですが、
今回は優しい友人たちのおかげでおいしいものにも恵まれました・・。
タイトな状況ゆえ、お店の様子や収穫の写真は撮れず・・
ただ、少ないながらも目当てのものを手に入れることができました。
NJ&TKE、本当にありがとう。
ということで今回は英国旅ならぬ独逸旅日月抄でした。
さて、ドイツからはいったん離れ、今回のアイテム紹介は
日月抄、一でも書いたイタリア物を。
ブログでも店舗でもいかにイタリア物が面白いか、というか
いかに自分が好きかについて笑、沢山話してきましたが、
今まで手に入れてきた数は決して多いとは言えません。
ずっと憧れ続けていたにも関わらず触れる機会の少なかった、
なかなかその魅力をしっかりと捉えきれなかったヴィンテージイタリアン。
まさか今回イギリスで出会え、確信を得られるとは思いもしませんでした。
70'sのイタリアンリネンシャツ。
粗さの全くない、ヌルッとした手触りの上質なリネンを使用。
服単体でも匂い立つ色気。これを着てるだけで惚れてしまいそう・・。
フロント4つボタンのトレンチコート。
ライニングは付きません。風になびく軽さ。
誇示しないディティールの差異こそ大人の遊び。
センター分けバイカラーのウォーキングジャケット。
現行品と勘違いする人もいるのでは・・?
80'sのイタリア物。
偶然だとしても、30年前に今と同じことをやっている。
しかもベンタイルのような高密度コットン。もちろん100%。
動きやすさも抜群。カジュアルですが上質な要素が盛り沢山。
イタリアのニットと言えばこちらですね。
コットンですが、薄手で軽い。
色の美しさについて説明するのは野暮ってもんです。
デッドストックのスラックスなども。
この色。繊細な質感。ため息が出ます・・。
イタリアンサルトの真骨頂。
日の光が透けて見える素材感分かるでしょうか。
見る人、纏う人を魅了してやまない形、素材、色。
最後はこちら。
袖を通した瞬間、鳥肌立ちました。
ヴィンテージグアベッロ。
モンゴルの南、甘粛産のカシミアを用いた生地を使った一枚。
グアベッロはあのキートンやブリオーニとも提携する生地メーカー。
今作ったらいったいいくらするのか・・。
外だけではなく、内側もゾクッとするほど滑らかな触感。
あれ、カシミアは外側だよね・・?って一瞬思ったほど。
段返り3つボタンのモダンなディティールもシャレてます。
知れば知るほど、着れば着るほど引き込まれるヴィンテージイタリアン。
色々な服を見て、着て、それを体が覚えている人にこそ実感できる違いがあるはず。
とても贅沢で、特別な楽しみだと思います。
のちほどお知らせがあります。それではいったん失礼します。