あけましておめでとうございます。
2016年もよろしくお願いします。
9日で初売りはないだろうと思うのでやりませんけど、
久しぶりにテーマを作って展開します。また後で。
今日は、せっかくイギリスに行ったのだから、な3枚のセーター。
アランセーター、ガンジーセーター、ジョン・スメドレーター、
いかにも代表的な、イギリスらしいセーターはもちろん良いけど、
せっかく「ヒツジのくに」に赴きながら、
表面の毛だけつまんで帰ってくるのはもったいない。
耳の裏、首元の奥の方、お尻の周り、
見ているようで見ていない部分にも毛は生えていて、
そういうところも見て、触って、抜いてみます。
イギリスのセーターをもっと楽しもう。
晴れた日の野っ原に放牧されているヒツジ。
デザインはごくたまーに見るんですが、
モヘアでやるんかい、という一枚。
モヘアは細かい絵を表現しづらいので
こういう模様を編むのにはあまり向いてない。
右肩に2,3散らばっているのはおそらくトリ。
空に黒いのがいるからこそそれと分かりますが、
そこだけ切り取ったらもはやトリではなくなります。
この試みが成功か失敗かは別として、
やったこと自体をホメたい、というセーター。
続いてはJOSEPH TRICOT。
ジョゼフは結構知っている人も多いと思いますが、
TRICOTは聞き慣れないかもしれません。
ジョゼフのニットライン、の位置づけは半分正解だけど半分不正解。
ジョゼフ自体はこのTRICOTから始まった、が正しいです。
JOSEPHから派生したのではなくて、JOSEPH TRICOT→JOSEPHの順。
前も載せた気がしますが、
悪趣味なものだけ選んでいるわけでなくて
ランダムにピックアップしてこのドイヒー加減。
一番下はラルフローレンっぽいと思いきや
天使の目つきがだいぶイッてしまってます・・。
ショーの写真。パンツまでニット。
アップしたやつに雰囲気が似てます。同シーズンかな。
言うなら、「イギリスのカントリーテイストを
ものすごく趣味の悪い人が再解釈した」、そんな感じ。
ちなみにおそらく全てハンドニット。
まず遊びじゃ買えない。そりゃ出回らないわけだ。
今のジョゼフには似ても似つかない。
今の流行にもまったく合ってない。
でも最高。こんなセーターもうどこも作らない。
最後はこれ。
ノリがカルいです。チャラい。
アーガイルとか、クリケットセーターとか、
伝統的なイギリスのパターンを踏んでるようで
実は中身をぜんぶ入れ替えちゃってる。
でもこれ、ハンドニット。素材はシェトランドウール。
だいたいこういうのってアクリルで機械に任せて作ってるけど
これは違う。チャラいフリして実は本気。じゃないと作れない。
THE WEST SIDE STORYならぬ、
THE WEST END STORY。
ネーミングのセンスもニットデザインといっしょ。
本気で遊んでるってカッコいい。
久々の出演。YTR、あけましておめでとう!