今日はボリュームのある靴をアップしました。
コートやダウンでトップが重くなるこれからの時期に、
このボリュームが足元でバランスを取ってくれます。
ワイドなボトムスとの相性も良く、短靴なので重たく見えません。
クオリティもしっかり伴ったイギリスらしい2足です。
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今日はボリュームのある靴をアップしました。
コートやダウンでトップが重くなるこれからの時期に、
このボリュームが足元でバランスを取ってくれます。
ワイドなボトムスとの相性も良く、短靴なので重たく見えません。
クオリティもしっかり伴ったイギリスらしい2足です。
イギリスのゲームバッグを2つ。
ゲームバッグのゲームとは、フィッシングやハンティングなどの
対象になる動物や猟鳥、釣魚の意味です。
粗いキャンバス地のネットポケットが付いたものが一般的ですが、
使い込んだものはやっぱりボロ感が出て、汚らしく見えてしまうことも。
でもこの2つはとにかく素材が丈夫なので、そうはならないんです。
今季はバブアー、ツイード、アランなど、シンプルでクラシックなものが
いつになく支持されていますが、そういった自然の素材との相性は抜群。
まあ同じ自然素材で、生まれも育ちも同じなので当たり前ですけど笑。
クラシックなものでも、やっぱり人とは違ったものを選びたいですよね。
イギリスの古い服にはグリーンが多く使われています。
他の国でもある程度は同様のことが言えますが、イギリスに関しては特に顕著です。
イギリスには自然が多い上に気候が厳しく、生活への影響や結びつきが強いので、
自然から身を守ったり、自然の中で戦ったり、時には自然と同化するために
半ば必然性を持ってグリーンが使われてきたのだと思います。
ミリタリー物はともかく、ツイードやバブアーなどもグリーンがキーカラーです。
元々はファッションクローズではないので、それらが流行ることはあっても、
廃れることは決してありません。
元々ワークウェアとして作られたジーンズが生活に根差した服であるように、
長く着られる、その裏付けとなる理由が分かっていれば、着たことのない服でも、
少し値が張るものでも不安を感じることなく選べるのではないでしょうか。
遅くなりましたが、本日土曜日の営業についてです。
現状の予報だと午前中の搬入が困難な様子です。
ただ、午後からは徐々に天気が回復するようなので、
本日の営業は午後3時からとさせていただきます。
ご来店予定の方はお気を付け下さい。
営業時間は短いですが、いつも通りのんびりやりますので、
お暇であれば気軽にいらしてください!
今日はブレザーを3枚紹介します。
イラク・バグダードにあったイギリス発のテーラーで仕立てられた一枚。
ゴージラインが低く、ワイドで長めのラペルに特徴があります。
ウミット・ベナンみたいという声をお客様から聞き、少し調べてみました。
コレクションからの抜粋ですが、ラペルの形が良く似ています。
強いていえば80'sによく見られるような形です。
トルコ人の両親を持ち、イスタンブールでテキスタイル業を営む
父親の影響がデザインにも反映しているようです。
今ほどファッションが画一化されていない時代に、中東は中東で
独自の流れがあったのかもしれません。
普段サイズ38を着る方でほぼジャストで着られるサイズ感です。
ヨーロッパともアジアとも違う、中東のドレスウェアです。
イギリス南西部の街、エクセターのテーラーによるオーダー物です。
緩やかに落ちる肩のラインと、低いボタンの位置が現代的。
ウエストがあまりシェイプされていない分、ゆったりとしたルックスです。
ラペルが細身で、ウールもチクチクしないので、慣れない方でも
気負わず着られるハードルの低さが魅力です。
実寸以上に中にゆとりがあるのでサイズ感は36-38位ですが、
肩幅が広い方でなければ38を着る方でも問題ないと思います。
イギリスのモッズブランド、アーヴィン・セラーズのコットンブレザー。
ワイドなピークドラペルが攻めた印象を与えます。
ただ、コットン地なので、あくまでカジュアル向け。
6,70'sのイギリスのファッションが顕著に表れたデザインです。
実寸以上に中にゆとりがあるので、サイズ感は38位ですが、
肩幅が広い方でなければ、インナー次第では40の方でも着られます。
今週の土曜日は、台風が接近しているため、搬入・搬出に
支障が出てしまう天気の場合はお休みさせていただきます。
明日の夜、または遅くても土曜日の早朝までには、改めて
こちらのブログで営業するかどうか告知いたします。
どうぞよろしくお願いします。
Barbourをアップしました。
代表的なモデルであるビデイル、ビューフォート、ボーダー、ゲームフェア―、
そしてインターナショナル。違いがよく分からんという方も、各ページを比較して
いただけたら大まかなことは分かると思いますので参考にしてみてください。
(中央のrusticカラーはアップ前にsoldになりました)
渋谷にフラッグシップストアができ、雑誌でも取り扱われることが
最近は増えましたね。街やストリートスナップでも着用している人を
以前よりも多く見かける気がします。
ただ、紹介されるそのほとんどが褪色も色むらもない真っ新なモノ。
スナップを見ても、ジャストなサイズ感で、同じようなスタイルが多い。
もちろん楽しみ方は人それぞれだし、生活に根差した着方をするのが
一番です。都会に溶け込むのもむしろ現行品の方かもしれません。
その一方で、イギリスではヴィンテージバブアーを着用している人を
多く見かけます。印象では現行と半々といった感じ。
あまりロンドンの中心部を頻繁に歩くことはないので正確な情報では
ないかもしれませんが、色褪せたり、袖にアタリが入っていたり、
表面が擦れてテカっていたりするようなBarbourを着ているおじさんや
女性、オシャレな若者を見ていると、その人だけのジャケット、その人
だけのスタイルといったような、すごく特別なものに感じられます。
服によっては色あせや汚れ、キズが著しくその良さを損なう場合があります。
でもバブアーはそういう服ではないと個人的には思います。
雨、風、植物、動物、土、油・・・。そんなものに囲まれる生活の中で着用する
ために元々作られた服を、汚さないように着るなんて無理です。
そういった環境の中で着られてきたヴィンテージバブアーは、それを表情と
して映し出している気がするんです。おじいさんおばあさんのシワのように。
決してスマートで都会的ではなくても、人間味とか生活感とかが滲み出てる。
雨に打たれ、風に当たり、陽に焼けて、黄緑色、褐色、水色になっていく色合い。
不均等なワックスの落ち方や汚れによって生まれる色むら、薄くなる衿の茶色。
また静かな空間で耳を澄ますと聞こえるガサッ、ガサッという生地の擦れる音。
ズズーッという重そうなジップや、ギュー・・バチンッというスナップの感触・・・。
どれも意識しないと分からないことばかりですが、その小さな一つ一つが
ヴィンテージバブアーの良さでもありますし、その一つ一つを無意識にでも
着て感じることで愛着が生まれていく気がします。
ろくに現行品を着ることもない自分が偉そうですが、もうちょっとそういった
ヴィンテージバブアーの良さって注目されてもいいんじゃないかなと思います。
アンティークフェアとかに行くと、こういう人たちを沢山見ます。
若い子は若い子で、大人は大人で、女性は女性で、
また男性は男性で、それぞれの良さがあります。
着こまれたものを着るのが大人として恥ずかしいと思うのは
もったいないことだと、Barbourに関してはつくづく思います。
年齢関係なくヴィンテージを着られるすごくいい例。
スタイルも参考までに。
ちょっと日本的ですが、アラン、フェアアイルなど代表的なセーター
ばかりにこだわらず、もっと色々なイギリスのセーターをインナーとして
楽しんでみるのも、抵抗なくスタイルの幅を広げる一つの手です。
ちなみに着用しているBarbourはこちらです。
それ以外のアイテムに関してはNew Arrivalでご覧ください。
長くなりました。次はもっと簡単に。
では失礼します。
アメリカ、イギリス、フランスのミリタリーウェア。
ミリタリーウェアは基本的にミニマムなデザインなので、
着用した時にその面白さが伝わりやすいのが魅力です。
意外性があればなお良し。
上の3着はそれを満たしてくれていると思います。
見たことない→どうやって着たらいいんだろ、という疑問が
余計に洋服好きの心をくすぐってくれます。
柄とか装飾ではなく、形やシルエットで服を楽しむ。
その点は今の流れに通じるところがある気がします。
今回はスタイル付きで、タータンチェックにクローズアップ。
伝統的なパターンですが、クラシックなヴィンテージウェアではなく、
いずれもスポーツやアウトドアで着用されるとてもカジュアルなウェアです。
まずはシャツから。
定番のブラックウォッチに、赤はロイヤルスチュワートと
呼ばれる、いずれもポピュラーなパターンです。
アメリカでいうネルシャツのようなデイリーウェアなので、
伝統的な柄とはいっても、とてもカジュアルに着られます。
そしてパンツ。
こちらはブラックウォッチと、マッケンジーパターンです。
シーフォースハイランダーと呼ばれる、イギリス軍の連隊が
着用していたタータントルーにも用いられるパターン。
通称ニッカーボッカーズという、ゴルフや乗馬などのアウトドア
スポーツで多く着用されているパンツです。
パターン・オン・パターン。
いくらコレクションで毎シーズン扱われるテーマだからといって
柄物同士を組み合わせるのは少し勇気がいりますが、
タータンチェックであれば比較的抵抗なく合わせられるかなと。
パンツは馴染みのない形ですが、履いてみるとそうでもないことが
分かっていただけるかと思います。
上をジャストで着ることで、タータン・オン・タータンでもパジャマっぽく
ならず、オフホワイトのTシャツをわざと裾からのぞかせることで、全体が
ヌケ感のある柔らかい印象になります。
って、スタイリストでもないのにエラそうですねー、ごめんなさい。
ちなみにシューズはこちら。
アメコミ風のプリントと、kawasakiのブランドネーム。
形はヨーロッパのトレーニングシューズ。そしてチェコ製。
いろんな国の要素がごちゃ混ぜになった一足。
暗くなりがちな秋冬の装いにアクセントとして。
ここでお知らせがあります。
代金引換サービスでクレジットカード・デビットカードがご利用可能になりました。
もちろん分割払いも可能ですので、金額が大きいものでもお客様にあったペースで
お支払い頂けます。ご利用できるカードの種類や回数は下記URLをご参照ください。
http://www.yamatofinancial.jp/service/co_card_pop_1.html
本日は終日撮影と明日の準備のため、発送は月曜日以降になります。
ご了承ください。それでは失礼します。
久しぶりにレザージャケットを。
知る人ぞ知るoakleaf leatherwearからのバイカージャケット。
まるで現行品のようなキメ細かさとしなやかさ、色の鮮やかさです。
これで50年近く経っています。にも関わらず、経年の味や雰囲気はほぼ皆無。
あまり着用されていなくても、50年も経った革であれば、
経年、乾燥などによって少しの劣化はみられるのが普通。
ただこちらは、この状態から現行品と同じスタートラインに立っても、
こちらの方が長持ちするのではと思えるくらい、劣化のレの字もない。
カラー物がウケなかった時代に、赤や青ではなくグリーンを使った
先進性、意外性。またバイカージャケットでも、できる限りディティールを
省いたミニマルなデザインから見てとれる普遍性。
イギリスのバイカージャケットと聞いて挙げられる、名だたるメーカーの
プロダクトにもひけをとらないどころか、それらを上回るほどのクオリティ。
よく確かめもせずに、タグだけを見て、名前だけ聞いて良いモノと盲信して
しまう風潮に一石を投じるような一枚です。
賞味期限が切れないうちに。
全て、個人的に最も興味のあるlate 80'sからearly 90'sのデザイナーズ、
あるいはデザイン物を使い、その中から2つアップしました。
ラメ糸がドット状?にのぞいたニューウェーヴルックのカーディガン。
バットウイングスリーブと呼ばれる袖の形がメンズにはない面白さ。
脇から袖口に向かってテーパードがかかったシルエットから、勝手に
サルエルカーディガンと呼ぶことにしました笑。
7,8分位の袖丈なので袖口がたゆまず、上からジャケットを着ても
袖がはみ出さないので、レイヤリングにも向いています。
ジャケットはこちらを使いました。
ジャストに近いサイズ感で着ても、どことなくユルさのある作り。
今のKENZOよりも昔のKENZOの方が個人的には好きです。
もう一点はパンツ。
D.A.Lilliardという、ジャマイカ人によるイギリス発のブランド。
前回の旅のブログで、購入したお店と一緒に紹介した一本です。
"tailoring with a twist"というテーマがデザインに反映された、
カタすぎずユルすぎないバランスが絶妙です。
これを購入したお店にはD.A.Lilliardの洋服が沢山置いてあり
(ほとんどが高くて買えなかったんです)、ラインナップは
ボックスシルエットのブルゾンとパンツのセットアップだったり、
それと同素材のシャツがメインでした。
全てコットン、リネン、シルクなどの自然素材が使われていて、
ブラウンかパープルどっちか分からないような色があれば、
オレンジとベージュの中間のような色もあったりと色合いも独特。
大衆受けを狙ったらできないような要素もありながら、ヘンな
装飾がなく、ルックスはきわめてシンプル。新鮮でした。
別にラバーソールじゃなくてよかったんですが、手元にあるシューズの
バリエーションが少なく・・。こちらはまた後日。
ちなみにインナーは、キャサリン・ハムネットのビッグシャツ。
mid 80's-early 90'sのキャサリン・ハムネットは、デザインに
エッジが効きまくっていて本当に面白いです。
紹介したかったのですが、アップ前にSOLDになりました。
外が暗くなってしまい人工の明かりで撮ったため、色や陰影が上手く
出なかったので、その辺はアイテムページで確認してみてください。
長くなりました。それでは。