Barbourをアップしました。
代表的なモデルであるビデイル、ビューフォート、ボーダー、ゲームフェア―、
そしてインターナショナル。違いがよく分からんという方も、各ページを比較して
いただけたら大まかなことは分かると思いますので参考にしてみてください。
(中央のrusticカラーはアップ前にsoldになりました)
渋谷にフラッグシップストアができ、雑誌でも取り扱われることが
最近は増えましたね。街やストリートスナップでも着用している人を
以前よりも多く見かける気がします。
ただ、紹介されるそのほとんどが褪色も色むらもない真っ新なモノ。
スナップを見ても、ジャストなサイズ感で、同じようなスタイルが多い。
もちろん楽しみ方は人それぞれだし、生活に根差した着方をするのが
一番です。都会に溶け込むのもむしろ現行品の方かもしれません。
その一方で、イギリスではヴィンテージバブアーを着用している人を
多く見かけます。印象では現行と半々といった感じ。
あまりロンドンの中心部を頻繁に歩くことはないので正確な情報では
ないかもしれませんが、色褪せたり、袖にアタリが入っていたり、
表面が擦れてテカっていたりするようなBarbourを着ているおじさんや
女性、オシャレな若者を見ていると、その人だけのジャケット、その人
だけのスタイルといったような、すごく特別なものに感じられます。
服によっては色あせや汚れ、キズが著しくその良さを損なう場合があります。
でもバブアーはそういう服ではないと個人的には思います。
雨、風、植物、動物、土、油・・・。そんなものに囲まれる生活の中で着用する
ために元々作られた服を、汚さないように着るなんて無理です。
そういった環境の中で着られてきたヴィンテージバブアーは、それを表情と
して映し出している気がするんです。おじいさんおばあさんのシワのように。
決してスマートで都会的ではなくても、人間味とか生活感とかが滲み出てる。
雨に打たれ、風に当たり、陽に焼けて、黄緑色、褐色、水色になっていく色合い。
不均等なワックスの落ち方や汚れによって生まれる色むら、薄くなる衿の茶色。
また静かな空間で耳を澄ますと聞こえるガサッ、ガサッという生地の擦れる音。
ズズーッという重そうなジップや、ギュー・・バチンッというスナップの感触・・・。
どれも意識しないと分からないことばかりですが、その小さな一つ一つが
ヴィンテージバブアーの良さでもありますし、その一つ一つを無意識にでも
着て感じることで愛着が生まれていく気がします。
ろくに現行品を着ることもない自分が偉そうですが、もうちょっとそういった
ヴィンテージバブアーの良さって注目されてもいいんじゃないかなと思います。
アンティークフェアとかに行くと、こういう人たちを沢山見ます。
若い子は若い子で、大人は大人で、女性は女性で、
また男性は男性で、それぞれの良さがあります。
着こまれたものを着るのが大人として恥ずかしいと思うのは
もったいないことだと、Barbourに関してはつくづく思います。
年齢関係なくヴィンテージを着られるすごくいい例。
スタイルも参考までに。
ちょっと日本的ですが、アラン、フェアアイルなど代表的なセーター
ばかりにこだわらず、もっと色々なイギリスのセーターをインナーとして
楽しんでみるのも、抵抗なくスタイルの幅を広げる一つの手です。
ちなみに着用しているBarbourはこちらです。
それ以外のアイテムに関してはNew Arrivalでご覧ください。
長くなりました。次はもっと簡単に。
では失礼します。