« 2013年4 月 | メイン | 2013年6 月 »
今日は梅雨入りにふさわしい?2着をアップしました。
ウィンドプルーフスモックはご覧になっている方も多いかと思いますが、
何よりベンタイルの手触りが想像以上。ナイロンとかシルクが入ってそうな
くらい滑らかで、ワックスでコーティングされてるのかってくらいの撥水性。
それでも透湿性、通気性があるというミラクルコットン。
画像では伝えられないのが残念。手にした人だけが得られる感動です。
トレンチコートは旅のブログでも紹介しましたが、デッドストックでの発見。
しかもユースサイズ。小柄な方がTシャツの上から直接着てフィットします。
オーバーコートにしてこのサイズ感はメンズ物では有り得ません。
上品な雰囲気はありますが、特に上品に着るべきものではないです。
ギャバジン自体かなり丈夫な素材なので、ヘビーユースにもへこたれない
強い子です。ワークウェアのようにラフに着たい一枚。
先週の土曜日にご来店くださった方々、お買い物をしていただいた方々、
誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
ロンドンのマーケットを回った時も思ったことなのですが、週1日のポップアップ
スタイルで、また限られた狭い空間の中で伝えたいことを表現する。
その難しさを改めて感じました。
伝えたいことは山ほどあるのに、ご覧になるお客様にとってはそれが全て。
実力不足、努力不足を痛いほど思い知らされました・・。
ただ、休む間もなく日月とせっせか物撮りしてようやくエンジンかかってきたので
今日ももう1回アップできたらと思ってます。例の通り約束はしませんが笑。
次の土曜日に出すシューズの一部。
ヌバック&キャンバスのオフィサーとプリムソール。
汚れてるのもありますが、全てデッドストックです。
埃は落としますが汚れはあえてそのままで。
それではまた。
こんばんは。
荷物が昨日届き、ソーティングに追われています。
今日は洗濯と明日の荷物発送、あとクリーニング屋さんと
リフォーム屋さん回りで終わってしまいました。
なんか一日の使い方が帰国後から更にヘタになっていて凹みます。
それでは、明日のラインナップをざっくり。
明日はTシャツ、シャツ、パンツ、シューズ、そして1点物を並べます。
TシャツはP.D.ボディを使ったテストプリント、ポールスミスの失敗作、
マリリンモンローの”笑っていない”ポートレートプリントなど、色々。
8,90'sのみたこともないもの。見飽きすぎて逆に今新鮮なもの。
サイズも小さいものからビッグシルエットまで様々です。
シャツはイギリスでは本当に見つからないコットンのボタンダウンや、
コットンメインのプレーンでベーシックなものが中心。
三○じゃないですが、飾る日も飾らない日も着られるものを。
パンツもシューズも着用する人を選ばないようなものばかり。
その分一点物では個性を出して、色も季節感を意識しながら。
レザーアンドレースでしかみられないラインナップになるはずです。
手持ちのものはギリギリまで選んで、選んで、選んでから
明日店舗の方に持っていきます。
最近ブログが滞っているので、今回あんまり良くないんじゃないの?
って思われるかもしれませんが、正直内容は今までで一番濃いです。
ぜひ見に来てください。よろしくお願いします。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、今月のPOPEYEに掲載して頂きました。
よかったら探してみてください。ライターの豊田さん、カメラマンさんをはじめ、
ご協力いただいた方々にこの場を借りてお礼申し上げます。有難うございました。
それでは明日渋谷で。
失礼いたします。
ご無沙汰しています。
既に帰国後5日目ですが、なかなか頭が帰国日から切り替わりません。
重い腰を上げる前に、今回の旅をランダムに振り返っておきます。
無人の駅。
「銀河鉄道の夜」の影響で、西洋建築風の駅が無人だとなんか嬉しくて、撮りました。
ステイ先の隣りの広場です。
右の古いビルは土地も含めて約13億円で誰かが買い取ったみたいです。
今回何枚か買ったコットンアクリルのセーター。
雑な素材表記。MADE IN U.K.を疑うようなクオリティ。
新品です。デッドストックではありません。詳しくはまた後で。
この間紹介したお店。
買ったものを「カバンに入れたいからビニール袋にして」って言ったら
「おいおい、そんなもんあるわけないだろ苦笑」って。紙袋にプライド。
この街には今回すんごくお世話になりました。
街のシンボルでもある王蟲のような建物。これ、デパートです。
城壁の残る町。電車の乗り換えで。
大きなアンティークフェアなんかも開かれるので、いずれ来るかな?
時計も今回ちらほら見ましたが、買ってません。
というか今回は小物、雑貨など一切買ってません笑。
本当に、心から興味が湧くまでのお楽しみ。
Virgin Trainsのcomplimentary。
こんなんもらって飢えを凌いでました。
ピンボケすみません。ブラックバージョン。
LOTUSのキャラメルビスケットは普段からのお気に入りです。
今回肩透かしをくらってしまった業者さんを外から盗撮。
Bank Holidayとは何かをこれで学びました。
後から聞くと、キロ売りベースだそうで。実はラッキーだったのかも。
ある業者さんを訪ねた時の写真。
町じゃないです、村です笑。ピッキーでご迷惑おかけしました。
特に当てはないのに、なぜかいつも行ってしまう街。
広場の時計台が美しい。アランセーターを絨毯にしたディスプレイ。
今回初めて訪れたディーラーさん倉庫の近くで一息。
静かなコマーシャルエリアですが、僕だけは興奮してました。
その倉庫にて。バイカースーツを良しとして受け入れるキャパはまだありません。
ここのアンティークフェアはドイヒーでした・・。
ロンドンから一日2,3本しか出てない電車で2時間。
さらに駅からタクシーで15分。もう2度と行かない。
おじさん、そんな値段じゃ誰も買いませんよ。
駅のホームにて。
ホームから一歩の美しい田園風景。誰もいない緑の上で大の字になりたい。
これまた毎回訪れる南部の街で。
レディースを知らなくてもビリビリ伝わる感度の高さ。個人的にはここがナンバーワン。
奥にメンズ。ボヘミアンにメキシカン。パジャマボトム。混ぜ方が上手すぎる。
週末のストリートマーケット。
野菜もフルーツも目に入りません笑。おじさん、かわいいセーター着てる!
友達が家に招待してくれ、ごちそうしてくれました。今回のベストミール。
短い時間でしたが楽しかった。ほんといつもありがとう。
そして今回のハイライト。急いで撮ったので雑ですが。
late 80'sからmid 90'sにかけてのイギリスのTシャツがざくざく出ました。
現場の写真は伏せますがとんでもないストックの量。
計2回訪問しましたが、Tシャツはほぼ掘り尽くしたものの、それでも足りない。
イギリスで初めてスクリーンプリントを始めた人の伝説のレーベル、ONE Py。
P.D.(Prison Department)のサープラスボディを使った手刷り。
20年以上も前のポールスミスや、当時のTシャツプリントを専門にやっていたと
思われるマイナーなレーベルのものまで。
眺めるだけのコレクターズでもなければ、その辺で見るようなものでもない。
誰も着ていないけど、今のストリートで浮かないリアリティがある。
まさに今求めていたものに出会えた気がします。
ブリティッシュヴィンテージにおいて、Tシャツは脇役中の脇役です。
その存在自体が、僕にとっても今まで朧げでした。
スキンズやパンクス、そういったcatchyでflashyなサブカルチャーに隠れて
見えなかった、もっと凡庸でリアルなストリートファッション。
みんながみんなフレペリやベンシャーマン着るわけないよな、とか
寒い国だからって8,90'sの時代で夏にTシャツ着ないっておかしいだろ、
なんていう、長年の疑問の答えが少し見えた気がします。
Tシャツ以外でも、一般的には価値があるとされるようなものでも
ありきたりな、食傷気味のものはガンガンパスしてきました。
ビジネスとしては下手くそなのかもしれませんが、その代わり
このラインナップはレザーアンドレースでしか見られません。
ストックを置くには狭い部屋だったし、4階から重い段ボールを下ろす作業は
苦行以外の何ものでもなかったけど、こんな好立地はもうないだろうな・・。
ほんとお世話になりました。
そろそろアップしていかないと、って分かってるんですが
とりあえず届く予定の荷物を置くスペース作りから・・。
それではまた。
ごぶさたしてます。
いつのまにかあと1週間を切りました。
更新するので見てください!なんて言っといてサイテーですねほんと。
こちらはまだ朝晩は冷えますが、昼間は半袖でもいけるくらい暖かいので
体調を崩すこともなく元気にやれています。トラブルも一切なし。
それでは少しずつ滞在の様子を。
今回の滞在先周辺。
見ての通りポッシュな場所です。主要な駅を含めて4,5つの駅が徒歩圏内。
どこへいくにもストレスなし。こんな良い立地まずないです。
ただ滞在している部屋がエレベーターなしの4階・・ こんな偶然いりません。
決して贅沢してるわけではないことは分かってもらえると思います笑。
家の隣のパブ。
仕事終わりの時間になると、周辺のパブはだいたいこんな感じ。
中をのぞいてみたんですが別に混んでるわけではなく、季節のせいなのか
外に出て立ち飲みっていうスタイルがみんな好きみたいです。
仕事の方も今までになく順調。
普段は2週間に詰め込むところを3週間に分散してるので、
割合余裕を持ってできているのも一因かもしれません。
まあ中にはアテが外れて0点、1点、なんて日もありますけど・・。
それではカメラに収めたところだけでも。
イギリスに来るたび必ずいくマーケットです。
物が買える買えない関係なくここはとても楽しい。何時間いても飽きない。
セントラルロンドンから1時間もあればいける場所なので、
今回はGWと被ったせいもあり、日本の観光客の方も多かったです。
ちなみに写真にあるものは一切買ってませんのであしからず。
鹿の首はいくらですか?という質問はご勘弁ください。
楽しい反面、いつも自分の視野の狭さ、応用力のなさを痛感します。
また、地方にも足を伸ばしています。
初めて訪れた街。
今回は時間があるのでダメで元々、いろんなとこにいってみようかなと。
正直見るものがほとんどなかったですが、公園も沢山あって、子供や老人が
特に多いせいか、街の雰囲気がやわらかい。裕福な方が住んでいるとの
話で、心なしかチャリティショップの内容もレベルが高かったです。
そしてかねてから話を聞いていたここのお店にも。
レディース専門のお店ですが、ロンドンでもまず見られないレベルの
セレクト・クオリティ。買い物はできませんでしたが、見れただけで感動。
いつかこんなお店がやれたらいいなと思いました。
ただ、ちゃんと獲るものは獲ってきてます。
今回ツイードはよほどの物でない限りパスしているのですが、
これも、なんだよツイードはもういいよ・・ってピンク!
びっくり仰天しましたが、それもそのはず。
こちらさんでした。
遠目だとネップのギャバっぽく見えますが、いろんな素材が混じった
ツイード地になっています。ここのはその名前ばかりが先立つ印象でしたが、
これはブランド価値がなかろうがデザインの面白さだけで十分勝負できます。
いくらダメもとでも、足を運ばない限り何が起こるか分かりません。
フリーマーケットも顔出してます。
右のワイルドスミスはコンディションが中途半端で断念。
ここのフリマは現地ではかなり有名なので、知っている方も多いかもしれませんね。
とりあえず駅が閉まってるので、バスを乗り継ぎしながら何とか到着したのが
朝の8時だったんですが時既に遅し。6時半には来ないとダメです。
日本でいうなら明治公園みたいな感じ?ただバラエティの幅広さは比べ物になりません。
そしてその帰りに出会った2人。
Wicked!!
何を参考にしてるのか聞いたくせによく聞き取れなかったんですが
リバティーンズ?とか言ってたような気が。何しろかっこよかった。
また、ガイドブックには「行ったらいけません」なんて書かれてるようなエリアにも
足を伸ばし、こんなファンキーなお店を発見。ヴィンテージというよりはセカンドハンドと
いう印象の方が強いこの街ですがなめたらいけませんね。
ビスポークのスーツやアルマーニのレザーサッチェルなどトップエンドなものから
リーバイスやスタジャンなどのアメカジや見たこともない8,90'sのデザイナーズ物まで。
また、らせん階段の下には80'sのVOGUEなどが山積みになってます。
いかにも軽そうな兄ちゃんですが知識豊富。上の2人に負けず劣らずwickedでした。
地方の景色は相変わらず素晴らしいです。
いっつもおんなじような景色撮ってますが、何度見ても飽きない。
今回は菜の花畑が満開でした。通りすがりに牛やヒツジを眺めるのも楽しい。
彼らの顔を見てると頭の中が少しクリアになります。
それではハントした中から、伝わりやすいものを中心にダイジェストで。
部屋が狭くて撮影環境が悪いので(言い訳)、ひどい写真ですが。
とても古い、ボーイズサイズのギャバジントレンチコート。
男の子と女の子がタグの中にいるので、おそらく兼用のユースサイズ。
合わせはどちらでもいけますが、ダーツ等の入らないメンズベースの作り。
インターナショナルのようなコットンライニング。
ベルトも残った、おそらくデッドストック。少なくとも水は通ってません。
Mascotのワックスバイカージャケット。デッドストック。サイズS。
と、おなじみBEDALE。こちらもほぼデッドストック。フードもつきます。
ツルッツルです。
手抜きですみません。
GIEVES & HAWKESのアーミーシャツとGRENFELLのハイキングジャケット。
SANDERS4足とTECNIC2足。
TECNIC1足除いて全部デッドストック。S&Sは70'Sから90'Sまで色々。
アンクルブーツはまだまだあります。
レザーアンドレースの弱みの一つでもあるパンツもこんなに沢山。
ほとんどイギリス物。テーパード系多し。だいたいが夏でもいけます。
今回かなり熱心に見てる8-90'sが充実してます。
その中でも特に印象が強いのがこの2本。
D. A. Lilliard。
85'sスタートの、ジャマイカ人によるイギリスのデザイナーズブランド。
タック入りでワタり広め、からのテーパード。early 90'sなシルエット。
おそらく左がリネンで右がシルク。やや尖ったデザインを、自然素材と
シックな色合いでバランスとって対象年齢を上げてます。
例えるなら8-90'sステューシーをもう少しラグジュアリーにした感じ。
実は他にもあったんですが、そこのお店の評価が高すぎて手が出ず。
合成繊維を一切使わず、ナチュラルでゆるさもあって、でもどことなく都会的な
雰囲気のものばかりでした。今回一番魅了されたブランドネーム。
以前より猛プッシュしているインド物も、極上の一枚が見つかりました。
ヘリンボーンツイードのボタンアップベスト。
インナーというより、むしろアウターとして作られているところに感動。
これぞイギリスとインドのフュージョン。
パターン物も。
エスニックやトライバルな香りが漂うものにも注目。
なるべくセーターとかは買わないようにしてるんですが、
それでもどうしても耐えられないものはやっぱりあります。
ほぼミッソーニです。メンズです。若干エトロも入ってます。
色遣いがもう有り得ません。かっこよすぎ。
フレックの入った、カラーとピッチダブルの4段グラデーション。
ハイネックのハーフジップがすごく新鮮。クルーやVネックだと
ここまでの感動はなかったかも。
極めつけの一発でとりあえず今回の記事は締めたいと思います。
イギリス軍。1952。↑。デッドストック。
初見です。ごめんなさい。全く分かりません。
White Cottonて何?ELって?
ATOMIC ENERGYとあるので、原子力関係の作業員用でしょうか。
原子力先進国としてのイギリスを作ってきた人たちが被っていたもの。
危険な仕事であることは間違いないので、ツバの短さももしかすると
それに関連があるのかもしれません。素材はかなり高密度なコットン。
ミリタリー物には必ず理由があります。
理由のない、不必要なデザインは有り得ません。
日本に帰ってから調べてみます。すみません。
先着4名様。
この写真を撮った後、一昨日から今日まで、
業者さん3連発だったのですが、正直今回すんごいです。
びっくりするようなのが出てます。詳細はまた後日。
それではまた。