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今日はバブアーの続きで、もうすっかりお馴染みになった
インターナショナルとビューフォートをアップしました。
まずはインターナショナル。シングルクレスト期の一枚。
その古さに反して、素材感は柔らかく着心地は軽いです。
それもそのはず、こちらはライトウエイトモデル。
時期としては一般的なへヴィウエイトコットンのものよりも
半月から1カ月くらい長く着られます。
80年代以降のものと比べると着丈が短くコンパクトなシルエット。
また、黒ラッカーボタンなので、よりミニマルなルックスです。
ハリントンジャケットのようにサッと羽織れる使い勝手の良さ。
ヴィンテージでも現行物のように着やすいってポイント高いです。
続いてビューフォート。
もうラインナップの中でも1番人気といってもいいくらい。
もしかしたらイギリスよりも日本の方が需要が高いモデル。
こちらは2クレスト期の一枚。
3クレスト期のものと比べると、やや黄色味が強く、
よりヴィンテージらしい色合いが特徴。
着込むほどにその違いが顕著に出てくる気がします。
これは個人的な見解で、確証があるわけではないのですが汗。
コンディション的にも絶妙な時期を迎えています。
食べ物で言うなら、あらかじめ調理してある状態のものが
用意してある感じ。後は温めて食べるだけ。
イギリスよりも温かく気候が安定している日本では
サラの状態から着続けても同じようにはなりません。
着ていた人のライフスタイルによっても左右されますが、
この風合いは、イギリスの風土が育てたといっても
言い過ぎではないと思います。
厳しい天候下にさらされるほど良い表情になっていくのは
人間と同じですね。漁師さんだったり、農家の方だったり。
モデルさんのシミ一つない、整った美しさよりも、
様々な苦難を乗り越えてきた人の滲み出る美しさに
惹かれる方は少なくないと思います。
これはバブアーに限らず、ヴィンテージ全般の魅力に
ついて言えることかもしれませんね。
それではまた。おやすみなさい。
今日も徹夜・・。
今日はBARBOUR第2弾。
変わったモデルに焦点を当てて紹介したいと思います。
まず1枚目。
LONGSHOREMAN。
スモックパーカタイプで、バックはフィッシュテール。
中央にはかなり大きめのフラップポケット。
フードにはワイヤーが内蔵され、他のモデルとは違い
着脱式ではありません。
何もかもが他とは異なる、オリジナリティに溢れたデザイン。
インターナショナル同様、このモデルのためだけに何もかも
一からデザインされているわけです。
トレードマークの登録年月日をみる限り、
おそらく91'Sにリリースされたものと思われます。
2004年にも復刻がリリースされていますが、
こちらはオリジナル。やっぱりオリジナル。
デザインから生産に至るまで、相当な時間と手間が
かけられたはずですが、隆盛を迎えることなく、極めて
短命に終わっています。全然売れなかったんだと思います。
ただ、戦略的には失敗だったかもしれませんが、
珍しさを抜きにしても、ここまでしっかり作り込んである
モデルは他にはないでしょう。バブアーの隠れた名作です。
ロンドンのマーケットでオバハンディーラーがこれを着てました。
(脱がして持って帰ってきたのではなく別のものです笑。)
はぎ取ってやろうかと思いましたが、デニム+スノーブーツの
スタイルがすごくカッコよかったので許してやりました。
過去に例を見ないほどのバブアー人気ですが、これだけ
盛り上がっていても、まず街で被ることはないと言っていいと思います。
もし、ただ流行りに乗りたいだけではなく、
オリジナリティを求めてバブアーを着たいのであれば
間違いなくこれはその期待に応えてくれるはずです。
続いて2枚目。
これは前回の仕入れ分です、エラいもったいぶってしまいましたが・・。
84年から87年にかけてリリースされたMILITARYシリーズ。
全部で3タイプリリースされたそうですが、こちらはファーストモデル。
セカンドモデル、最終モデルはそれぞれモデル名があるのですが、
なぜかファーストだけ表記がありません。
形はソルウェイ・ジッパーがベースになっていますが、
何と言っても全体を覆うDPMパターンがとんでもないインパクトです。
正直レギュラーモデルとして発売したとしても売れなかったでしょうね。
イギリス軍に採用されたモデルとの説もあるようですが、
当時を知る人の書き込みをまとめてみたので参考にしてみてください。
・民間用に販売された当時の限定モデル
(実際に着用していた軍人さんもいたようですが、
NATO軍採用のインターナショナルとは趣旨が違うようです)
・軍に従事した隊員やミリタリー愛好者には人気があった
・セカンドモデルはTHE MILITARY、最終モデルはRUSTIC
(RUSTICはカタログには載っていなかったらしい)
・当時のファクトリーアウトレットに£115で並んでいた
(複数の目撃証言がありました)
・1984年にMunster(ドイツの都市)でも販売されていた
(当時の価格で250マルクだったそうです)
・87年にGORE-TEXが登場してから生産中止になった
こんな感じです。
話から判断すると、DPMのGORE-TEXバージョンもあるようです。
どんなものなのやら・・・。奥が深いです。
話がそれましたが、こちらもLONGSHOREMANと同様に
街で被ってしまうことはまずないでしょう。
今の流れに敏感な人は、「なんだよあれ」って振り返るはずです。
それくらい見る人にとっても、着る人にとっても特別感が
味わえるジャケットだと思います。
もう一枚アップしたNORTHUMBRIAは比較的ポピュラーな
モデルの一つなので、時間も時間ですしここでは割愛します。
詳細はアイテムページの方をご覧になってみてください。
さて、今日は渋谷です。
前回は極寒の天気だったにもかかわらず、ライトなアウターを
中心にラインナップするという失態を犯しました。
まだもうしばらく寒い日が続くと思われますので、
ブログつながりでバブアーを出したいと思います。
詳しい内容はご来店下さった方だけのお楽しみ。
ここで全部言ってしまうと、わざわざ来て下さる方々に
申し訳ないので、この辺にしときます。
薄暗いビルのてっぺんでお待ちしてます笑。
それでは失礼いたします。
カレッジブレザーとアンクルブーツ、アップしました。
汎用性の高いブラックベース。
クラブのエンブレムが付かないブランクタイプ。
ベルジャンコンフォート&シンプリシティ。
50'sサラマンダー・・ 大男の靴・・・
ほとんどモノトーンですが、それぞれの「色」があります。
ちなみにブーツ内2足は、ディーラーにすっぽかされた日に
訪れた街の、ティーン向けの古着屋さんに並んでました。
体調も崩し、苦境にあった自分の心を少し温めてくれた、
とても思い入れのある2足。
よろしければご覧になってください。
気が向いたらもう一回夜中にアップしますが、
アップしない可能性も同様にあります。
それではまた。失礼いたします。
※モデルに関してのお問い合わせを下さった方へ。
メールアドレスの誤りか、ドメイン指定をされているか、
何らかの理由でこちらからの返信ができません。
お手数ですがもう一度ご確認の上ご連絡をお願いいたします。
今日はテーラードです。
以外にも今年に入って初めてのテーラードの紹介です。
先日のバブアーの続きっぽくなりますが、
着古されたブレザーにフォーカスしてみたいと思います。
最近はめっきりダメージデニムって聞かなくなりましたね。
少し前までは新品系でもひっきりなしに提案されていた
ダメージ、クラッシュ加工されたデニムパンツ。
既にファッション的にはちょっと遅い感じが否めません。
それを追うように火がついたフランスのパッチ、クラッシュ系
ワークウェア。元々数が限りなく少なく、価格もかなり張るため
大きな流れを作るまでには至らず。
来季のJUNYAでこの辺りをサンプリングしたようなデザインが
見られましたが、誰もが楽しめるようなものではないのが現状です。
ダメージ、クラッシュ、ボロが旬なキーワードから外れつつある今、
あえてここで推したいのが着古したテーラード。
このタイミングでやるのがフレッシュかなーと思ったわけです。
デニムやワークウェアとは異なり古着古着してないところや、
コットン特有の凄味や男くさい雰囲気もあまりないのが魅力。
体力が資本の屈強な男たちの服というよりは、くたびれきった
しがない労働者が出かけるときに羽織る服、といった感じ。
既に正装着としての役目は終えているので、肩肘張らずに
着られます。気難しいドレスウェアの知識も一切不要。
別の言い方をするなら"縮絨系テーラード"。
ウールサージや、ポリが入ったものではこうはなりません。
画像でその魅力が全く伝えられないのが残念ですが、
実店舗の方では実際に袖を通して、魅力を感じてくれている
方も少しずつ増えています。まあ売れてはいませんけど笑。
長くなりましたが、是非試してみてください。
先日、LABOのTSK氏にこちらを紹介していただきました。
正直すんごい嬉しいです・・。ちょいほめ過ぎですが汗。
僕なんか足元にも及ばないほどのとんでもない人ですが、
会うたびにフレッシュなソースや的確なアドバイスをくれ、
こんな小さなウェブストアでも気にかけてくれる氏の存在は
本当に心強いです。ありがとうございます。
こんなところで紹介するまでもないですが、記念としてリンク、
残しておきたいと思います笑。
http://laboratory.paris-tx.com/
それではまた。おやすみなさい。
おはようございます。
今日はアランカーディガン。
同じアランカーディガンでも、前回はカラーリングに
フォーカスしましたが、今回は形。
バルキーセーター。
僕がいつもルーミールーミーいってますが、
同じ意味合いのゆったりとした「ヌケ」感のあるもの。
明らかに最近は一つの流れとして確立されてきた
リラックスフィットなスタイリング。
それに一役買ってくれる2枚です。
素材がウールでアクリルのように軽すぎないので、
いい具合にだらーんとしたシルエットになります。
しかも両方ともメンズ合わせ。
一言では表現しづらいカラーリング。
一般的なヴィンテージアランとの差別化もばっちりです。
今はまだ早いですが、もう少し暖かくなったら
緩めのインナーにさらっと羽織って春らしく。
さて、遅くなりましたが今日のラインナップです。
今日は春のアウターが中心です。
前回はコートを出しましたが、今回はコートに加えて
ライトなジャケットも出します。
みんな大好きワーク物、ミリタリーなどのコットン系。
ここまで揃うことってなかなかないと思います。
これくらいなら他でも見たわ、なんて言わせません。
あとは前回に引き続きテーラードも。
見てくれる方、購入してくれる方が増えてきたので、
もう少し浸透するまでやりたいと思います。
なんであのセットアップ売れないんだろ・・笑。
そして最後は久々シューズ。
短靴のみで、ノーザンプトン系中心、というか
ほぼノーザンプトンオンリーのラインナップです。
昨日からしっかり磨いてオイル入れました。
10足くらいは出しますので、履きに来てください。
それでは渋谷でお待ちしてます。
まだ少し寝れるな・・。
こんばんは。
3連休(うち土曜は渋谷)で久々思いっきり動いてリズム崩しました。
次の休みはおとなしくしてよう・・。
すみません。
今日は僕がイギリスで見てきた現地の人たちの
バブアー事情についてちょっとお話したいと思います。
特にリサーチしたわけでもしようと思ったわけでもなく、
今回は僕も必死でバブアーを探していたので、
人が着てるのにまで自然と目がいってしまい、
何となくあーこういう感じなんだと思ったことです笑。
ここでは3つのタイプに分けて見てみたいと思います。
・現行物
・コンディションの良いヴィンテージ
・着古されたヴィンテージ
まず現行物。
着ているのは大人の方が多かったですね。
清潔感があって、小ぎれいな格好をしたおばさまなどが
着用しているのを良く目にしました。
ワックスジャケットに限らず、インターナショナルの
キルティングタイプなど、現行ならではのモデルも
結構人気のようでした。
お次はコンディションの良いヴィンテージ。
色あせも汚れも少ないものを着ている人は、
意外にも若者が多かったです。
見た感じ10代後半~20代前半のかなり若い子たち。
男女を問わず、黒のスキニーやミニスカートに合わせた
若者らしいスタイリングが目につきました。
日本ではあんまりいませんよね。特に女子+バブアー。
それだけで一つのおもしろいバランスになるのに。
だからこそすごく新鮮でした。
モデルはビューフォート、ボーダー、ゲームフェアー辺りの
定番モデルが大多数。流行りなのか、ワンサイズ、ツーサイズ
大きめで着てる女の子もちらほら見かけました。
どおりで古着屋さんで見つからないわけです笑。
そして最後は着古されたヴィンテージ。
個人的にはここが肝です。推していきたいところ。
この辺りを着ている人はある場所に集中してました。
4,5,60代の、モノの良さを知っている層が多く集う場所。
それはマーケットやアンティークフェア。
アンティークや家具を扱うディーラーさんたち、
そしてそれを求めるプロフェッショナルたち。
色あせて、汚れで黒ずんで、所々が擦れてきている
年季の入ったバブアー。中には泥が跳ねてたりとか笑。
恰幅の良いおじさんたちが、色落ちしたデニムやチノに
擦れたごっついワークブーツ履いて、パンパンで着ている
着古されたバブアー。特に地方のアンティークフェアなどに
多く見られました。とにかくカッコよかった。
着古されたもの=価値が低い、なんてのは
単純に需要と供給のバランスの話。
勘違いしがちですが、良い悪いの話ではないんです。
モノを良く知っている人、古いモノを大切にする人たちが
着てるわけですからね。
今回の旅で僕もその見方はだいぶ変わりました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、僕のバブアーも
色あせて、黒ずんで、擦れて、いい感じになってきてます。
いつかはああなりたい、みたいな思いで着てます笑。
オシャレというより、ライフスタイルに根差した生活の一部。
他の人がもし同じものを着ても絶対にそうはならない。
分かっているのに、そのおじさんたちが着るバブアーが
カッコよくて、欲しくてたまりませんでした。
それでは今回アップしたものを。
コンディションの良いものから、雰囲気の出始めたものまで。
モデルも定番からビーコン、トランスポートなど見慣れないものまで。
サイズは小さいものばかりを選んでます。
好きなモデル、求める着方、それに合わせて選んでみてください。
だらだらと失礼いたしました・・。
それではまた。
平日撮りためた分を一気にアップしました。
ミリタリーファンですら未見のグレートコート、
動物や風景がデザインされたニット、
イギリスのボーイスカウトのオフィシャルジャケット、
ソリッドカラーのブリティッシュモヘアなど。
そして、
バブアーも出し始めていきます。
イギリスのウェザーウェアのビッグネーム。
今日本ではバブアー人気がとんでもないことになってますね。
認知度が急激に上がり、扱うお店も増えています。
レザーアンドレースでは、僕が現地での仕入れで目にしてきた
イギリス人のバブアー事情を織り交ぜたオリジナルのアプローチと、
定番モデルから人と被らない変わったモデルまで揃えた、
オリジナルのラインナップで展開していきたいと思います。
まあ、ちょっとスタート遅すぎますけど汗。
今回アップした1枚はド定番のBEDALE。
82-87年までの2クレストのものです。
着丈が短めなので、誰でも普通に着られます。
バブアー入門者にも優しいモデルですね。
だいぶ着込んであるものですが、ちゃんと狙ってます。
できればもっと着古されててもよかったかも笑。
それについては、来週少しずつアップしながら
お話していきたいと思います。
それでは今日は渋谷でお会いしましょう。
あー、もう寝れないな・・