土曜日は暑い中わざわざ足を運んでいただき、誠にありがとうございました。
にしても残暑が厳しいザンショ・・。すみません、涼しくなってほしいんです少しでも。
気分的には秋が始まってるんですが、土曜日も今日も汗びっしょりかきました。
イギリス、JAEGERのハンドニットオープンカーディガン。
affordable luxury。まさにJAEGERってそんなポジションです。
すごく良質な素材を使っているのに、お高くとまった、偉ぶった感じがない。
ソリッドで都会的な服があれば、こんなパーソナルテイストな服もある。
これなんかオールハンドニット、タグまで手縫いで付けてあります。
イギリスの服が好きな人は良い印象を持っている人も多いはず。
130年以上の歴史がある、大きなブランドなのにこういうことができる
柔軟性、振り幅の広さがJAEGERの魅力です。
新しいシーズンのニット初めに。よかったらご覧になってください。
Leather and Lace web store
・ 1980's Italian buckskin driving jacket (web store/available)
・ Stone Island unhemmed wool jumper (this Saturday at novore)
・ 1960's Lee "Leesures" tapered-fit pressed trousers (web store/available)
・ 1970-80's Crockett & Jones "Connaught" (web store/sold out)
イタリアのレザーも、Leeのプレストも、クロケットのシューズも、
それぞれ、その国の人々に古くから支持されてきた服、靴です。
オールブラックだとやや尖ってみえますが、見ての通り至極
オーセンティックで、信頼性の高いアイテムしか使っていません。
掃き捨ての服で作る黒でも、ハイファッションでまとめる黒でもない、
見る人の先入観を裏切るようなちょっとした背信行為的なルックです。
ジャケットとパンツ、web storeにあげました。よかったらご覧ください。
ズレている、曲がっている、斜に構えている・・・
人から言われてあまり気持ちの良い言葉ではないですが、
なぜか嬉しくなってしまう天邪鬼もいると思います。
この2着はそんな服です。
よかったらご覧になってください。
Leather and Lace web store
ペールトーン、リネン、ストライプ。
ただのコンテンポラリークローズでは一括りにできない、
夏の終わりから旬を迎える2着です。
よかったらご覧になってください。
Leather and Lace web store
30年、40年という時間が経つと、何でも大抵はどこかに古さが出てきます。
汚れるとか、キズがつくとかではなく、歳をとるという意味の古さです。
人で言ったらダサいとか、おっさんくさいとか、今の感覚とズレてることです。
人なら、おじさんの貫禄が好きって人はいると思いますが、
服とか靴って、なかなか3,40年程度では大した貫禄は出ません。
それなら感覚が今に近いとか、身なりが整ってるって方が、
ダサくて小汚いよりずっといいと思います。
クロケット&ジョーンズとトリッカーズ。
どちらも30年、40年は経っています。
人でいったらそこそこのおっさんです。
でも、今の感覚とのズレは全くといっていいほどありません。
誰が、どこに、どんなシーンで履いても恥ずかしくないどころか、
ツヤがあって瑞々しくて、とにかく古さを感じさせない靴。
この辺りの名前にこだわることも最近は少なくなりました。
それでも無視できなかった奇跡の2足。
Leather and Lace web store
レザーブルゾン、スウェットフーディー、ヴィスコースシャツ、チノパンツ。
それぞれの顔、表面的な情報の裏に、根底にある確かな気質や異文化の
オーバーラップ、大局への反骨精神などが垣間見える4着。
デザインはアメリカ、素材はイギリスにそれぞれ特徴的な
要素を持ちながら実はイタリア製という、全くそう見えないのに
着てみて初めてそのエッセンスを強く実感できる服。
パッと見はただのスウェットフーディ―。でも、フードをかぶり、
ジップを上げればニンジャのような顔つきに変貌する、イギリスの
ミリタリーリプロダクトメーカーによる、vexed generationを彷彿と
させるウエスト・ミーツ・イーストなデザイン。
30年近く前のインドという、ファッションとしてみれば不毛な土壌から、
突然変異的に生まれてしまった、オンタイムなムード漂うデザイン。
キュートな柄とセクシーな素材とのマッチアップが面白いシャツ。
アメリカンクローズの代名詞ともいえるチノパンを、形はそのままに
あえてイギリスで、あえてブラックで、カジュアルウェアとして作った、
マイナーレーベルによる無言の反骨精神が静かに反映された服。
今週の予告はこちらかインスタで、明日から少しずつあげていきます。
よろしくお願いします。ではまた。
土曜日は小雨降るなかご来店いただいた方々、誠にありがとうございました。
開店直前にインスタで告知した以外は沈黙していたので、それでも期待をもって
足を運んでいただいたことに改めて感謝します。
Autumn Sneak Peek。
秋の匂いに誘われるようなラインナップをしばらくは構成していく予定でいます。
告知はアットランダムですが、少しずつでも香りを届けていきます。
少し前にアップしたルックのジャケット（スーツ）、コートをweb storeにあげました。
遊びあり、色気あり、計算があり、見栄と甘さもあり。
キメてるつもりなのに、どこかにボロが出る。
クールを装いながら、人間の機微が汗のように滲んでくる。
世慣れた風の振舞いに、不器用で生真面目な性格が覗く。
見透かされたくないと虚勢を張っても、隠しきれないものがある。
あえて言うならそんな格好、そんな心情です。
普通さとユルさがもてはやされるストリートファッションとの乖離、差別化。
そっちがダメで、こっちが良いという話ではなく、振り幅を持つことの楽しさ。
流行りに乗る面白さがあれば、反対に逆らう面白さもあるってことです。
デニムパンツはsoldです。GUCCIのデッキシューズはwebにあげてますが、
俺が履いてやるから買わんでええ、という気持ちになってきてます。
それではまた。
ルック着用の3点、web storeにアップしました。
しゃりっとしたナイロンの、硬質でもマットな光沢。
てろんとしたレーヨンの、静かで柔らかい光沢。
ゆらりとしたウールの、冷たく鈍い光沢。
よく見なければ全部同じように見える光の反射も、
一つ一つちゃんと自分の表情を持っています。
特にウールのスラックスなんて、本来あったら恥ずかしい、
椅子に擦り過ぎた時にできるようなテカリを全体に湛えた、
固定観念を覆すくらい説得力にあふれた顔です。
光沢って人工繊維とどうしてもリンクしてしまうせいか、
ちょっと前までしばらく敬遠してました。その頃はなぜか
化繊＝安っぽい、ってイメージにフォーカスしすぎていて、
扱うもの全部天然素材だけにしたいと思ってたので。
それが今はとにかく化繊の光沢に夢中。
このルックだって、どこから手を着けたのかは覚えてないですが
粗い天然素材が化繊の放つ光の機微を台無しにしてしまわないよう
あえて使うのを避けたほどです（パンツはウールですけど恥！）。
好きなモノってどんどん変わっていきます。
あんなにポリシー気取って固執してたのが今は恥ずかしいくらい。
でも、だから服って面白い。巡り巡って終わりがない。
いつかはまた前者に戻るときもくるはず。でもそれでもいい。
その時好きになったモノに全力で夢中になれてたら。
僕は一生モノ、なんていう提案の仕方が大嫌いです。
一着の服がいくらしようが、価値と着る時間は全く別のものだし、
実用目的で作られたから飽きがこない、なんてのも筋が通ってない。
そんなの着る人次第だし。勝手に決めんな、って。
でも、あんなに避けてたものをこんなに好きになることがあるんだから、
安っぽい化繊の服だってずっと持ってれば、5年10年のサイクルで
好きになる時が来て、結果その一生モノになったりするかもしれませんね。
締めがだいぶズレましたが、今週末のテーマはまだ決めてません。
悩みに悩んでます。営業時間が来るまでには決めてお知らせします。
それではまた。
色を使わない、柄と光沢だけで作るスタイル。
コート、カットソー、スラックスは後日web storeにアップします。
shoesはsoldです。いつも本当にありがとうございます。
今日の分はインスタにあげます。では本日もよろしくお願いします。