ブライトカラーのカーディガンをアップしました。
ハンドニットモヘア、シーアイランドコットン、ハウィックのラムズウール。
どれもイギリスらしい素材です。
モヘアのボタンレスデザインは、ボタン付きを開けて着るのとはまた
一味違った趣があります。冬の装いのレイヤーにどうでしょうか。
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ブライトカラーのカーディガンをアップしました。
ハンドニットモヘア、シーアイランドコットン、ハウィックのラムズウール。
どれもイギリスらしい素材です。
モヘアのボタンレスデザインは、ボタン付きを開けて着るのとはまた
一味違った趣があります。冬の装いのレイヤーにどうでしょうか。
赤、2つめはナイロン。
日本で人気のあるイギリスのアウトドアブランドというと
(バブアーはおいといて)、カリマー、マウンテンイクイップメント、
スナッグパック。あとはRabとか。berghausは正直あんまりな感じ。
でもイギリスで一番着られているのは間違いなくberghausです。
たぶんRabとかの方がオシャレなんだろうとは思いますが、
berghausはファッションとは無縁の立ち位置に定着しています。
また、最も熱狂的なファンが多いのもberghausがダントツ。
ヴィンテージのberghausは、モデルやカラーによって結構な
プレミアがついていることも。その熱狂ぶりは、古いモデルを
復刻したHeritage Collectionまでリリースされるほどです。
要はイギリス人からの支持が厚いということ。
レギュラーデニムにスニーカー。奇をてらわないのがイギリス流。
15年位前、A.P.C.の真っ赤なレザージャケットを見て以来の感覚。
メンズだとまずキーカラー、メインカラーとして扱ってもらえない赤。
特に何のきっかけもないのに、今になってなぜかすごく気になります。
ので、まずはレザーから。
これだけ着倒されているのに壊れてないし、兆候もないのがすごい。
普通ならステッチが解れたり、負担のかかる部分が裂けたりしても
おかしくないのに、乱雑な扱いにも耐えてきたその健気さに惹かれます。
こんな夢のような組み合わせも昔はありました。
90年代に数年間だけ展開されたモデル、THE ENDURANCE。
THE ARCTIC ENDURANCEという、同デザインで綿入りのモデルも
ありましたが、こちらは綿の入らないTHE ENDURANCEの方です。
アクションバックとドローコード以外これといった特徴はないですが、
ベンタイルコットン使用というインパクトはやっぱりすごいです。
ナイジェル・ケーボンなどが好きな方は、一般的なコットンと
ベンタイルという素材の違い、また価格の違いが分かるかと。
長繊維・高密度だからこそ、ワックスのように、表面にコーティングが
施されているような、細かいアタリが生まれるのも特徴的。
また、当時でも、ワックスと比べるとかなり高額だったようで、
おそらくそれが売れ行き不振→生産中止になった最大の原因。
当時のアドと思われます。
大きいサイズしか見たことがなく、今まで避けてきましたが
このアドで納得しました。38からの展開だったんですね。
普段34、36を着る方は、残念ながらマイサイズは存在しません。
しかもこの42は、ワックスの42と比べても明らかに大きい。
復刻が出なければ、今市場に残っているもので最後。
ワックスと違い、今後そう何度も紹介できるようなものではないです。
食べ物なら寿司、観光地なら浅草、映画なら黒澤。
で、服なら?
まあ着物でしょうね。これが作られた頃の外国から見た
日本のイメージなんて当時はだいたいそんなもんです。
でもStMichaelは違うんですね、着眼点が。
着物じゃなくて柔道着。この当時にして、このジャポネスク観。
今でこそちらほらありますけど、この頃なんてデザイナーズでも
なかなか思いつかないようなフレキシブルなアイデア。
やっぱりStMichael。イギリスが世界に誇るブランドです。
いきなり営業時間の告知ですが、本日の実店舗は都合により、
14:00~20:00とさせていただきます。
急で申し訳ありませんが、何卒ご了承頂けますようお願いいたします。
昨日までソフトの不具合で、何一つ更新ができない状態でした。
最悪また一からHPを作り直すところでしたが、何とか回避しました。
SOLDなどの更新もできず、ご迷惑をおかけいたしました。
ウェブサイトも僕自身もフリーズしていましたが、もう大丈夫です。
イギリス、Army & Navy Storeのスモーキングジャケット。
手に取った瞬間は、あ、80年代のデザイン物だね、と。
カッコいいもの作るね、80'sはこれだから楽しいね、と。
一通り眺めて、ボタンを外してタグを見るまで、
まさかこれがここまで古いものとは疑いもしませんでした。
言い訳になりますが、まず素材がフリースみたい汗。
あとは、裏地を折り返して切替えのデザインとして見せるやり方、
ヘンなポケットの作りなど、古さを匂わせるものが一切ない・・。
このタグを見て、誰も見てないのに一人で顔を赤くしてました。
ここまでの意外性というか、派手に裏切られたのも記憶にないです。
Army & Navy Storeとは、元々は陸軍・空軍のオフィサーによって、
内需の促進と軍人達を優遇するために設立された会員制百貨店。
1976年に大手デパートチェーンのHouse of Fraserに買収されて
実質なくなりましたが、昔は軍人さん御用達だったお店です。
こちらは1896年の写真。
上にはNAVY & ARMY OUTFITTERS。下にはGIEVE。
実はこれは、あのGIEVES & HAWKES(ギーヴス&ホークス)の合併前の
前身であるGIEVEがやっていた、オフィサー御用達のショップです。
この店舗は当時ポーツマスのハイストリートにあり、ポーツマスという
土地柄から、ロイヤルネイビーとのコネクションがかなり強かったらしく、
シャワーや更衣室の提供、更には車の手配なんかもやっていたようです。
ARMY & NAVY STOREとは少し形態が違いますが、ステータスある
ブランドまでもが、オフィサーのためにショップを構えていたんですね。
それだけ軍服の需要が大きく、軍さまさまだったということです。
実務用ではないけれど、広義でみればこれもミリタリー関連のウェア。
軍服がバカ売れしているなか、こんなのまで買っていた人もいたんですね。
でも逆に考えたら、バカ売れしてるからこそ、こんな突飛な、まったく需要が
なさそうな服が作れたのかもしれません。
それでは本日もどうぞよろしくお願いいたします。
ドライバーズというと今までは鉄道やバスの仕事用でしたが、
今回は趣味のクルマのほうです。
既に必ずしもレザーを着用しなくても良い時代のものなので、
厳密にドライバーズとして作られたわけではないと思いますが、
古くからあるドライバーズコートのデザインを継承しています。
アメリカの古いカーコートなんかは素晴らしいんですが、
いかんせん重く、硬く、動きづらい。例えば馬革のものなんて
ルックスは抜群だけど、普段着るにはちょっと仰々しい。
その難点を解消するのがこのイギリスのナッパレザー。
厚みがある割にしなやかで、肩が凝るほど重くもない。
シボ感も強く、何より劣化しにくい。硬化やひび割れに強い。
また、数えるほどしか見たことはないですが、
このDenburryは、品質管理が徹底されています。
革質にもデザインにもムラがなく、信用のおけるブランド。
イギリスのレザーと言えばまずバイカージャケットですが、
これはそれよりもっとプレーンで、地味。
でもなぜか、ちゃんとキャラ立ちするのが不思議です。
webページのジェネレーターが起動してくれないので
現在更新やSOLDなどの処理ができません。
(ご注文の手続きやメールのやり取りには影響ありません)
申し訳ありませんがもうしばらくお待ちください。
YMC、Joe Casely-Hayford、Joseph、
Copperwheat Blundell、そしてこのGriffin。
ファッションに興味をもって間もない頃だったのもあって、
mid to late 90'sにこれらを知った衝撃は忘れられません。
当時イギリスから日本に入ってきたブランドには
他にもmaharishi、6876、Duffer of St.Georgeなんかも
注目されてました。思い出せないけどまだあったはず。
その中でも、特に強く記憶に残っているのが上の5つ。
今では当時のアイテムや、資料(写真)すらもなかなか
手に入りませんが、その頃の雑誌を見返しても、全く時代遅れに
思えないどころか、新鮮味や新しい発見が未だにあります。
スタート当初はGriffin Laundryという名前でした。
いつの間にか生産がイタリアに移っていましたが、
やっぱり僕の中のGriffinは本国イギリス製なんです。
ただ残念ながら、イギリスでもGriffinの当時物は
もう全くと言っていいほど手に入らない。
このジャケットをリアルタイムでは見ていませんが、
Griffinへの変わらぬ気持ちを再確認できた一着です。
あと1回、可能なら2回アップしましう。
スリムなボディ。
とんがったつま先。
エラスティック。
レザーソール。
ストレートチップ。
これがジョージコックス?といったディティールが勢揃い。
一つとしてそのイメージと結びつくものがない。
大勢に逆らう男達の足元を支えてきたジョージコックスが、
自分自身を裏切った一足。
狙っているのか、血の迷いなのか、いずれにしても
なかなか見ることのできない、ジョージコックスの別の顔。