告知です。
10/22(日)、BRITISH MADE(渡辺産業)開催のイベント、
BRITISH COLLECTORS MARKETに出店します。
概要は以下の通りです。
スコットランドをテーマに第3回となるブリティッシュ コレクターズマーケットを開催(入場無料)
「ブリティッシュ コレターズ マーケット」の第3回目を開催。初出店も加わり、イギリスにまつわる服飾雑貨やインテリア雑貨、お菓子、デリ、飲み物の専門店が集結。さらに今回は「スコットランド」をテーマに掲げ、スコットランドにまつわる特別なお菓子や洋服をお届けします。また同じくスコットランドにファクトリーを構えるレザーグッズブランド「GLENROYAL」とニットウェアブランド「Macalastair」のワークショップも開催します。(初心者の方でもお気軽にご参加いただけます)皆さまのご来場をお待ちしております。
開催日時
日程:2017年10月22日(日)11:00〜18:00
会場:BRITISH MADE 青山本店および隣接会場
(東京都港区南青山5-14-2 Kizunaビル1,2F)
*BRITISH MADE 青山本店の営業時間:11:00〜20:00
http://www.british-made.jp/topics/britishmade/201709280017946
こういったイベントにどちら側としても参加したことがないので、
雰囲気も勝手も立ち回りもまったくわかりません。
もしこれを読んで来ていただく機会があれば、
どこよりもヒマで、暗そうにしてる人間を探してください。
イベント参加は今まで食わず嫌いだったので、
食べてみたら美味しかったとなればいいですが・・。
●
これを良い機会に、思ってることを紹介や参加理由も含めて書いたので、
ちょっと長いですが読んでみてください。
たったここ数年の間に、イギリスのヴィンテージクローズは
もの凄いスピードで、咀嚼する間もなく消化されてきました。
おかげで市場は成熟してきましたがその反面、方向性が変わらず、
目新しさが薄れ、最前線の動きはだいぶスローです。
それは現地イギリスも例外ではなく、今まで売れていたものが
売れなくなっているという話を最近現地で耳にします。
それと引き換えに、中心であるロンドンでは新しい動き、
ニュージェネレーションを求める空気が漂ってきています。
ロンドンのヴィンテージマーケット一つとって見ても、
未だステレオタイプなイギリスのイメージを求めるのは
もはやオールドファッションなヴィンテージファンや
海外からの観光客、そして日本人バイヤーばかりです。
日本人に着物をファッションとして捉える人が少ないように、
イギリスでも同様に、イギリスを象徴する服として
こっちで親しまれているようなものは、伝統的に根付いてはいても、
それらをファッションとして捉える動きは活発ではありません。
イギリスらしいのは事実といえば事実。
それでもリアリティは確実に薄れてきています。
そりゃイギリス人が昔からあるクラシックな英国服を
いつまでも着続けているかって、そんなわけないですよね。
今は日本もイギリスも大半がファストやメガに流れる動きは同じです。
じゃあ伝統が悪くてリアリティが良いのかって、
そんなこと言うつもりはサラサラないですが、
今こっちでイギリスを象徴すると謳われる服やファッションが
実はリアルなイギリスからどんどんかけ離れていると知って、
マジ?って思う人は少なからずいるはずです。
ファッションという言葉を嫌う人たちがいますが、
彼らも目に見えない大きな流れの中にいるのは事実です。
スローなものに惹かれるのも大きな流れの中に速いところがあるからであって、
乗るにしても逆らうにしてもその流れがあるからこそで、
流れの中にないもの、誰もちゃんと目に留めることができないものを
同じ熱量で好きで居続けられる人は少ないはずです。
それは一見ファッションとは関係なく、自分のペースで
楽しめると思ってる古着も実はそうではないから。
ファッションにおいて古着は陸の孤島ではないんです。
ファッションに限らず、人が介在する以上そこに流れはあって、
川岸に座ったまま成長し、繁栄し続ける世界なんてありません。
話がそれましたが、じゃあその新しい動きって何だ。
ここからは更に僕の勝手な目線になりますが、
新しさ古さに関係なく、何か特定の”ジャンル”という
今主流の括りよりもっと小さな、”一個人”のキャラクターが
鮮やかに映し出されている服や店に繋がりを求めて
人、そして時代は動き始めている。そんな動きです。
一つのマーケットというとても小さな場で見たその変化が
果たして本流になっていくのかまでは読めませんが、
服を通してだろうが何だろうが、人が人を求めるのは
自然な動きだし、目を凝らしても人が見えてこない流行より
人の顔、熱量が人を引き寄せるのも同じく自然な動きです。
例え事実でなくても、そう信じてお店を作っていきたい。
はっきり言うと悪口になりかねないので汗、回りくどいです。
普段わざわざLeather and Laceに足を運んでいただいてる方々には
服を通じてこんな想いが伝えられるのですが(伝わってると信じたい)、
お店に来れない方、お店を知らない方にも、今はこんな感じなんだよと、
せっかくイギリスに行ってるので生の事情を伝えたいというか、
本音を言えば、置いてけぼりになりそうな人のほっぺたを引っぱたいて
一緒に連れてってやりたいという気持ちで出店を決めました。
イベントの主旨に合っているかどうかは分かりません。
テーマは出店前までには告知できたらと(できるのかしら)。
とりあえず今ざっと決めているのは、
イギリスのハンドニットをメインとしたラインナップです。
見たこともないようなニットやそのアイデアを通して、
イギリスがどれだけ凄い国なのか、そしてそれらがいかに
自分自身を特別な存在として演出してくれるのかを伝えます。
常識を外れすぎてて伝わらないかもしれませんが。
もっとインディペンデントに、もっとセルフコンシャスに。
10/22の日曜日です。よろしくお願いいたします。
最後に、繰り返しお誘いいただいたYさま、
機会を与えていただいて誠にありがとうございます。