バルキーなニット、ロング丈のスモック、ボンタンルックのスラックス。
イージールックなスタイルを、甲に切替えが入ったデザインシューズで
足元を締めて、90'sモードのようにメリハリと差別化を。
90年代、イギリスのストリートシーンにおける静かな革命。
HOPE & GLORY。
当時の日本はドメス全盛だったので、リアルタイムで着ていた人は
限りなく少ないと思います。正規で入ってきていませんし。
このsubtleな感じが他の時代にはない、90'sらしさだと思います。
CC41のコットンロングスモック。
CC41については過去記事を。
お尻を覆うほどテールの伸びた長い着丈も当時のスタンダード。
レイヤリングするなら、外に出さなきゃもったいない。
Gianni Versace(ジャンニ・ヴェルサーチ)。
ヴェルサーチ=ド派手、というイメージの方もいると思いますが、
それはおそらくカジュアルラインであるVERSACE JEANS。
こちらこそが本家のプレタポルテです。
ルックスはミニマムに、素材は繊細に、シルエットは大胆に。
80'sのパンプスなどで見かけるようなデザインを、
メンズシューズにのせた、ニューウェーヴな一足。
今の流れでは余程のブランドでもない限り、こんな遊びは許されません。
イージーフィットなセーター。
イージールックな 90'sのイメージを探していたらこんな画像。
ジョー・ケイスリー・ヘイフォード、ミチコ・コシノ、ジョセフのセーターを
使ったファッション誌のスタイリング。mid to late 90'sでしょうか。
袖付け根の位置と袖の丈感に注目。
web storeに掲載しているセーターにもちらほらみられる、
例えば肩幅70cm、袖丈50cmみたいな実寸のやつです。
数字だけ見たら肩幅広すぎの袖短すぎですが、実際着たらこうなります。
ジョセフはストックにあるので然るべきタイミングで紹介します。
改めて90'sのイングリッシュモードは面白い。掘り下げます。