久しぶりにカレッジブレザーをアップしました。
前にも言ったように、古いものを盲信する気はありませんが、
それでもカレッジブレザーは古い物の方が断然良い。
それにはちゃんと理由があり、もちろんハンドメイドの仕立てや
合成繊維が使われていないことなども挙げられるんですが、
個人的にはその”着やすさ”にあると思います。
一般的にイギリスのカレッジブレザーは、時代を遡っていくにつれ
ライニング、肩パッド、芯地が入らない傾向があります。
今回アップした2枚に関してもそれがはっきり見てとれます。
その理由として考えられるのは、個人的な推測ですが、昔は大学の
ボートクラブやラグビーチームなどのオリジナルチームウェアとして
着用されていたので、スタジャンまではいかなくても、制服よりもっと
カジュアルでスポーティな意味合いが強かったからだと思います。
逆に近年のスクールブレザーは制服として着られることが多いので、
概ねパッドやライニングが入ったフォーマルな作りやデザインです。
良し悪しは別として、街着として着やすいのはやはり前者ですよね。
アンコンジャケットのように、もっとブレザーを気軽に、気楽に。
最近は年代や希少性よりも、デザインの面白さや着やすさが古着に
対してもよりいっそう求められている気がします。
提供する側としては大変ですが、古着が”物”ではなく”服”として
見られる傾向はすごくポジティブだし、新品と古着の垣根がどんどん
なくなってきている気がして嬉しいです。
すみません、それでは。