こんばんは。
昨日に続いて、今日もハンドキャリーの残りを紹介します。
ハリスツイードのキルトジャケット。
密度が濃くて厚みのある、古き佳き時代のハリスツイード。
キルトジャケットに通常みられるホーンボタンや、ポケットフラップ&カフスの
装飾的なカッティングがありません。ここまでシンプルなキルトは初めて。
所々のカットがほんの少し丸みを帯びていて、全体的に優しい印象です。
凛とした佇まいが何とも言えず良いです。
フランスのダブルのジャケット。
凡そ40's以前の古いものにだけ見られる、耐久性の高いコットン×リネン生地。
ワーク物、しかもこの素材でダブル、という点が見慣れない組み合わせで興味深いです。
コンパクトでかわいらしい形。ボタンの留め方でいろいろ遊べそうです。
Leather and Laceでは珍しいフランス物ですが、この魅力には参りました・・。
60'sのベルスタッフ、ハリントンジャケット。
今でこそコレクションブランドですが、当時のバイカーアパレルメーカーのイメージからは
想像のつかないカジュアルウェア。玉虫色のトニック地に、感度の高いモッズたちを狙った
意図がみられます。煩わしさを嫌う若者を意識したのか、フロントは何とベルクロ留め。
グリーンとブルーの2枚、タグの残る奇跡のデッドストック。
こんなにカジュアルに着られるベルスタッフがあったんですね。奥が深いです。
最後はLeather and Laceとしてはちょっと新しい試み。
インド綿を使ったユニオンジャック。
70's頃のものでしょうか。ガーゼのような柔らかく、肌触りの良いインド綿です。
シワシワですが、インドの衣類を扱うロンドンのお店にあった当時のデッドストック。
手染めなのか、色の濃いものと淡いものがあり、一枚一枚表情が違います。
一辺が85cmもあるので、スカーフやネッカチーフなどの小物としても、あるいは
小さなテーブルクロスや、棚のカーテンなどインテリアにも使えます。
ポケットチーフには少し大きいかもですが、結婚式のような特別な機会ではなく
普段着にこういった使い方をしてみたら、ちょっと粋だなと思います。
個人的にすごく気になるイギリスとインドの密接な関係。
昨日もそれらしいことに少し触れましたが、それはまた改めて。
1枚だけですが、こんなものも見つけました。
こちらは長めなので、春のストールにいいかもしれません。
フワッとした柔らかい雰囲気は、インドの素材ならでは。
ユニオンジャックは最近特に、色々なものを様々な場所で目にする機会がありますが、
ヴィンテージのインド綿のもので、周りと差をつけてみてはいかがでしょうか。
ハンドキャリーの紹介はこれで以上。
まだまだ面白いものはありますが、届いてから紹介していきます。
王道も抑えつつ、Leather and Laceらしい覇道をいくアイテムが沢山あります。
今回、ニットがすごいです。旬なジャンルだけにピントを絞って集めました。
楽しみにしていただけたら嬉しいです。
今日も長いブログ、読んでいただきありがとうございました。
明日も大事なお知らせがありますので、ぜひご覧ください。
それではまた。失礼します。