白と黒。
ダブルとシングル。
上流階級と労働者階級。
50代と20代。
リゾートとナイトクラブ。
郊外の戸建と下町のフラット。
同じ遊び着でも、これだけコントラストがはっきりあると面白い。
こうやってプロファイルしてみると・・結構二人ともリア充です。
2着ともなかなか攻めてますが、ブレザーは人に会うための服。
服に負けない楽しみ方を見つけてください。
ブルーカラー。
最近あんまり聞かないですが、肉体労働系の人を指す言葉です。
この3着は、そのブルーカラーが着ていた、ブルードリルの衣類。
(実際は紺色ですが、一般的にはブルーと記載されます)
LONDON TRANSPORT。
業務を指定する表記がないので、特殊な仕事ではなく、市内交通の
肉体系業務に関わる職員一般に支給された制服だと思います。
余計なディティール一切なし。生のドリル地。むき出しのイギリス。
80年代頃のものでしょうが、その更に2,30歳は老けて見えます。
ファッションクローズならアリですが、100%実用の作業服。
てことは、購買層はオシャレな若者ではなく、本気の肉体労働者。
80年代というと、作業着も機能重視のデザインに移行しつつあったはず。
目新しい作業着と一緒に並べられて、選んでもらえたのかどうかは疑問。
サイズでか過ぎてバランスが崩れてる、愛らしいブサイクちゃん。
RNとはロイヤルネイビー(イギリス王立海軍)の略。
WORKING DRESSなので、これも業務を特定しない、
一般に支給されていたユーティリティウェア。
ちょっとうれしい取説付き。軍物らしい難燃性のドリル地。
プライドが感じられる会社名もかわいいです。
今回は大きいサイズで統一してみました。
いずれもデッドストックですし、簡単に手に入るわけじゃないことは
強調したいですが汗、珍しいデザインでないことは確かです。
レアリティよりもリアリティ。上手いこと言えたところで失礼します。
先週ご来店いただいた方にリクエストをいただいたので、
遅くなってしまいましたがweb先行でアップします。
ただ、お伝えしていたよりサイズ感が少し大きかったですね。。
すみません。
はるばるスコットランドから連れて帰った一着です。
リアリティのある佇まい。
男らしさも色々ですが、バイカージャケットを着るようなラフな男性像が
もっとも外連味のない男らしさかなと、個人的には思います。
イタリアで生まれ、フランスで売られた一着。
音は鳴りませんが、静かな素材感です。
今までずっと作業用と思っていたら訓練用でした。
ラフなペン書きかと思ったら、ちゃんとプリントで修正してる。
元々野良着だからか、ワックスって真面目な反面遊び心がない。
でもこうなると趣が大きく変わります。バブアーはここまでカルくない。
Liberty☓Alan Paine。言われてみれば当たり前な両者は、
何十年も前にコラボレートしてました。パッチはご愛嬌。
ワックスだけがBarbourではないですが、
素材の経年?変化がワックスと似ているのが不思議。
レザーを着る人で、これを嫌いな人はいないのではないかと思うほど。
CLIXとか一見どうでも良さそうで、この革はYKK以後にはない気もします。
90'sのギャルソンやドリス的、バルキーでスラウチーな一着。
遠目のかわいさが近目で吹っ跳ぶ編みの妙。
短い秋なのに風情も何もない冬物ラッシュに辟易しつつ、流される自分もいます。
服の提案てそういうものかもしれないけれど、個人レベルでは自重したい。
それでは本日もよろしくお願いします。
イギリスの迷彩といえばこのDPM(Disruptive Pattern Meterial)。
ブラシで描いたような柄なのでブラッシュパターンとも言われます。
アメリカのアウトドアウェアのような、ノーフォークタイプのハンティング。
リーフパターンやダックハンターがきそうな予定調和の匂いがしますが、
Belstaffはイギリスのブランド。ここはやっぱりDPM。
迷彩柄のアウトドアウェアは数あれど、そこが他との決定的な違い。
これがイギリスの服であることは見る人が見ればすぐ分かります。
イギリスのカントリークローズが好きな方に向けた変化球。
ブランドを誇示しない(というかまず分からない)、らしくないルックス。
ちなみに迷彩柄を扱うのはこれが2着目。個人的に全く興味がないので、
余程のもの以外は今後も取り扱いません。それくらい特別だと思った一着。
キーボード不良により、いただいたご注文への対応が
遅れてしまったことをこの場を借りてお詫びいたします。
もう一着アップします。
Tuff Turf。
The Sure Thing、Footloose、Some Kind of Wonderfulなど、
80's☓キャンパス系には目がないんですが、久々シビれました(80's死語)。
(今までこの話題で盛り上がった試しがないですが続けます)
このTuff Turf(邦題がひどい・・、タフ・ターフでいいと思うけど)、
話の展開がFootlooseと思いっきりかぶってるんですが、
Footlooseとは趣のまったく違うパンクなサウンドがビリビリきます。
英語に慣れる大義名分で見はじめて、たった7分でやられました。
You Tubeはキャプションなしなので何言ってるか分からないんですが笑、
”映画のタイトル+quotes”で検索すると劇中のやり取りが出てくるので
シーンと重ねて見ると冗談抜きで勉強になります。
でもこの映画をあえてここで紹介したのは、音楽とか英語とかよりも
ジェームス・スペイダー演じるMorganのスタイルを見てほしかったから。
嬉しかったのは、静かに推してきた色落ちデニムのスタイルサンプルが
見つかったことが1つ。Morganが履いてるのはまさにこれからのデニム。
スタイル自体は直球でアメリカンですが、これをUKに応用してみたい。
もう1つは、ここしばらくなかなかスタイルとしてイメージできなかった
レザージャケットが、またフレッシュな形で再燃してきたこと。
A-2みたいなレザーに色落ちデニム。グレーのニットに白のスニーカー。
レザー+デニムって文字で書くと何かありきたりで陳腐な感じですが、
ここまで想像を超える直球を投げられて逆にハッとしました。
もう一人、地元の不良に絡まれるMorganを何かと助けてくれる級友、
Jimmyのスタイルもすごくいいです。(若いころのロバート・ダウニーJr.)
役回りも最高ですが、ジップポケットのシャツやハンドプリントのTシャツ、
総柄のシャツやラバーソールを組み合わせるニューウェーヴなスタイルは
劇中でも群を抜いてイケてます。80'sなのに古くささが全然ない。
ヘアスタイルも含めて、高校生のくせに洗練されすぎ笑。
ちなみに不良グループはみんなイモです。
袖なしやフロント全開ばっかりで、同じ色落ちデニムでもなんか不潔。
イケてるイケてないを対比させた、当時のリアルな演出なんでしょうけど。
この類の雰囲気や映画が好きな人には自信持ってお勧めしますが、
まったくそそられない人は2人のスタイルだけでも見てみてください。
上でMorganとFrankie(女の子)が着ているざっくりなコットンニット、
多少強引ですがそれつながりでコットンニットアップしました。
リネンや他の素材が入っているものもありますが、
同じざっくりでもウールと比べると見た目に軽さがあります。
爽やかとはまた違う軽さ。一枚で色落ちデニムに合わせて。
バスキアのエキシビションのために限定で販売されたものと、
版と余剰のボディを使って遊びで作られたもの。
リミテッドとブートレグ。どちらもポールスミスです。
Leather and Lace web store
1943、大戦真っ只中のPOWセットアップ。
上下揃うと特有のみすぼらしさが増します。
古いフランスのスモックを再現した他社製の製品を使って
販売していた、知られざるローラアシュレイの過去。
古いイギリスのスモックシャツ。
グリーンのトニッククロスを使っています。
生地のイメージと服のデザインが一致しない一枚。
90's HOPE & GLORY。
HOPE & GLORYについては過去のブログを。
90'sらしい、HOPE & GLORYらしいデザイン。
イタリアの透かし編みニット。
メンズですが、男らしいというよりはユニセックスな方の色気。
マーガレットハウエルとジョンスメドレー。黒のセーター。
黒の羽織り物。ラーゲンルックなスタイルに。
メンズでも盛り上がってほしい。
チベットからインドに流れてきた難民が作った防寒具。
フリースライニングのフード付きボディウォーマーですが、
前合わせにチベットらしさがみられるエスニッククローズ。
それでは今日もよろしくお願いします。
色づきはじめる季節の訪れに、
深い秋色はまだ早いというなら、
こんなペールトーンの服を。
イギリスのコットンシンプルアノラック。
これの特徴は何と言ってもこの色。
知らないブランドですが、この当時において、
アウトドアウェアにこの色を使った発想がすごい。
ポケットは胸だけだったり、リブやギャザーがない
デザインも独特。無名だけど、安易に有名どころを
マネしたりしない。そんな姿勢までも好印象。
BARACUTA(バラクータ)のG-9。
全てのハリントンジャケットのルーツが
このG-9といっても良い、そんなジャケット。
"Much copied but never bettered.."。
たくさんコピーされているけど勝るものはない。
G-9のページにある説明です。間違いない。
硬派なイメージを裏切るベイビーピンク。
St Michaelのテーラードルックデザインジャケット。
シャンブレーのような色合い。
合わせの深さ、ボタンの配置、ボクシーカット。
いずれもメンズでは少しずつ浸透しつつあるデザイン。
80'sでも、St Michaelだからしつこくならない。
LIBERTYのタペストリーショルダーバッグ。
リバティプリント、と言われるだけあって、リバティの生地はプリントが命。
ただ、こちらはプリントではなく織地。そこはちゃんとタペストリーの伝統に
則っているわけですが、それでもこのクオリティ。
しかもその柄はリバティオリジナルのパターン、"Ianthe"(アイアンシ)。
タペストリーの生地をパターンから作るとなるとものすごいコストが
かかるはずですが、リバティは出来合いのものなんて使いません。
伝統に伝統を掛け合わせた、リバティだけのタペストリー。
クラシックでありつつも革新的なリバティらしい逸品です。