どこよりも日常とレザーとの距離が近いイタリア。
手に取り、袖を通すことでその理由が分かるはずです。
重さ、硬さのストレスがない。革を着る気合いもいらない。
ファッションとは無縁の、イタリア人のスタンダードウェア。
太さの不均等な糸で織られた粗さとムラのあるテクスチャー。
80'sのイギリス、ストリートから生まれたニューウェーブツイード。
サージ☓ベルベット、ショールカラー、1ボタンの正統派なデザイン。
ただ一つ、色の違いが他との大きな隔たりを作るテディボーイジャケット。
スカンジナヴィアンテイストのエスニックな織りパターン。
イギリスの老舗百貨店、Harrodsのラグジュアリーなアノラック。
イギリスのフルブローグとキャンバスホールドール。
川の中にある岩のように、どんな急流にもビクともしない2つ。
ファッションには迎合しない、合わせたけりゃお前が合わせろ。
これまでもこれからも変わらないブリティッシュスタンダード。
Fields of Gold。
冷たい風が吹き抜ける、夕日に染まった田畑のような色。
黄金色、小麦色ってだけで、季節感が生まれる気がします。
一年中着られる服なんて、ありがたいよりむしろありがた迷惑。
いつでもできることに限って結局やらないのと同じです。
季節の空気に趣や感傷を覚えるなら、季節の服にも
心が揺さぶられるのは当たり前のことだと思います。
明日も「Professionals & Specialists」。
このテーマも明日が最終日になります。
明日はスポーツウェアをリリースする予定です。
また内容はインスタにあげます。それでは。