MISSONI。
これを手に入れたのは一昨年の12月。
売れずに残っていたのを「あ」と思い出して、
ストックの箱をかきわけて探してきました。
コンディションは中の下くらいです。
確かにちょいボロのニットに2万円は高いですよね。
でも、イタリアにいってMISSONIのニットを沢山見ましたが、
こんな美しいMISSONIは100枚みても1枚もないのが現実。
正直ショックでした。おいおい・・ってのが多すぎて。
話は少し変わりますが、
僕がMISSONIを好きになったきっかけがこの写真。
イタリアでミッソーニを見る時は常にこれが頭の中にあって、
今回のカーディガンは頭と手元が一致した瞬間でした。
どこにでもありそうなジーンズに茶色の革靴。
古着屋にいけばすぐ手に入りそうなミリタリー風のトレンチ。
でもインナーだけはこれこそMISSONIなニット。
未だに僕の中でこれを超えるMISSONIのルックは出てきません。
その理由は最後に言います。
MISSONIのメンズをチェックしている方なら分かると思いますが、
MISSONIはボーダーとかジグザグのパターンが大好物です。
今から遡って10年分のコレクションを全部おさらいしても、
ボーダーやジグザグといった規則性のあるパターン”以外”のもの、
例えばこの植物のように物(もの)がモチーフになったような
不規則な柄はほぼ皆無です。意外ですよね。でもホントにない。
だからこれはいかにもMISSONIらしいようで、実は全然らしくない。
現行は高すぎて手が出ないから中古で、ってな妥協じゃなくて、
同じMISSONIでも、ヴィンテージじゃなきゃ手に入らないものがある。
それがこのカーディガンが、ボロいのに2万円もする主な理由です笑。
でもう一回このルック。
今回のカーディガンとルックのカーディガン、
頭の中で重なったらもう大丈夫、着られます。
まあちょっと素材が季節はずれですけど笑。
他のアイテム、コートだったりパンツだったりを
MISSONIのニット1枚のために揃える必要は全くなくて、
手持ちの服でも、どこでも手に入るような普通の服でも
MISSONIを楽しく、美しく着る演出はできるんだと、
この写真が言ってくれている気がするんですよね。
普通でいい。だからこのルック。
まあMISSONIの狙いがそこかは分かりませんが。
このシーズンは当たりですね。カッコよすぎる。
ニットたちがイキイキとしてるのが伝わってきます。
フルで見れるサイトがあったらどなたか教えてください。
告知はまた後で。