対のニット、vol.9まできました。
今回はBritish New Wave。
元々は音楽に由来する言葉ですが、派生して
同時期のファッションにも使われるようになりました。
イギリスにおけるニューウェーヴは、mid to late 70'の
”パンクとは違うけどそれっぽい、同じ音楽シーンの一つ”を
「ニューウェーヴ」という言葉で呼んだのが始まりだとか。
その定義付けはすごく曖昧で、しかも元は音楽用語なので
ファッションにおけるニューウェーヴとなると更にぼやけるわけで、
正直それっぽくあれば何でもいいと思うのですが笑、
”パンクをもう少しポップにした、角や粗を削って丸くしたもの”
ニュアンスですがこれが当てはまる表現の一つかなと思います。
この2枚もそんな感じ。
大胆なパターンとか、毛足長いモヘアはパンクだけど、
ウールを使ったり、柄をかわいくすることで角がとれる。
ピストルズはうるさくてNGだけどブロンディーならいける、
音楽でいえばそんな感じのノリかと思います笑。
イギリスでは当たり前に見る格好なんですが、
こんなセーターをバブアーみたいな野暮ったい服の
インナーにすると、お互いの派手さ、地味さが緩和されて
ちょうどいいところに落ち着いてくれます。
日本ではバブアーもセーターも、とにかく地味なものが
流行るので、それ組み合わせても・・なんだかなあ、という人、
もうちょっと何か違いを出したい人向けです。
ではまた。