アニー・ホールの1コマ。
ダイアン・キートン。
ゴッドファーザーにもマイケルの奥さん役で出てましたが、
ファッションとして注目されるのは断然ウディ・アレンの映画。
特にアニー・ホールの中の男っぽいスタイルは、昔から
日本でも海外でも時代を超えて注目されています。
もうこの絵は超有名ですね。
この人は私生活でもこんな感じの格好が多い。
ボーイッシュな格好の人はたくさんいても、
マニッシュな格好をする人はあまりいない。
ダイアン・キートンは数少ない後者のアイコンです。
これは一部のお客さんとの間で盛り上がった画像。
もちろんこれもダイアン・キートン。
モノクロでわかりづらいですが、
イギリス軍のグルカパンツを履いています。
兵隊さんが実地において戦闘服として履いているのではなく、
70年代当時に、女優がファッションとして身に付けているんです。
グルカパンツはショーツも含めてだいぶメジャーになりましたが、
持ってればいい、どんな格好だろうが履けばそれでいい、といった
ステータスアイテムとして扱われる空気が未だにある気がします。
僕はそれがとても安易でつまんなく思えて、スタイル一つ提案せずに
ただ売っているだけの自分もダサくてイヤでした。
何とかカッコよく履けるスタイルはないものかと、色々考えていた時に
偶然出会ったのがこのダイアン・キートンの写真でした。
シャツをインして、上にジャケットを着て、
丈は無造作に、足元はレザーシューズ。
このスタイルを提案したいとずっと思っていました。
Diane Look。
とはいっても女性だけへの提案ではなく、
完全にジェンダーレスなスタイルです。
シューズ以外はメンズを使っているので、
女性でも男っぽい雰囲気が出ています。
ブレザーは前からずっと推してはいますが、
なかなかストリートファッションに結び付けるのが
難しいという方でも、こんな着方なら全然いけるはず。
これは前に撮ったやつです。
肝心のパンツが売れてしまったので紹介しませんでしたが、
グルカの良さから、土臭さだけを消そうという狙いでした。
着ている服が違うだけでスタイルはほぼおんなじです。
ジャケットとグルカはweb storeにアップしました。
シューズはまた後日上げます。
グルカは夏だけのパンツじゃない。
せっかく高いものを買ったのなら秋冬も使わないと。
Diane Look、試してみてください。