本日のラインナップの前に一着。
先日はフィリピンのジャケットを紹介しましたが、
今日はベトナムから。まさかの東南アジア2連チャン笑。
インディゴリネンを使った一着。
インディゴリネンって言葉が流行ってだいぶ経ちますが、
こちらはフランス・・ではなく、その植民地だったベトナムで、
ある民族が日常着として着用していたもの。
(民族を特定しようと思っていろいろ調べましたが、
これがどの種族に属する服なのかを示す資料がない・・。)
リネンとはいっても、もっとヘンプに近い素朴な質感。
日本語で「麻布」といった方がしっくりくるような生地です。
生地を織るところから、染色、縫製、鋲をつけるところまで
全て手作業、手仕事。もしこれを今、全て日本でやるとしたら、
いったいどれくらいの時間と費用がかかるんだろう。
東南アジアというと、安い服を大量生産するイメージが
どうしても先行してしまいますが、先日のブレザー然り、
人間の手によって作られたモノは、そういう偏見を軽々と
超えて、僕らの目に、手に、身体に響いてきます。