イギリスのデニムとイタリアのデニム。
イギリスからはエンジニアジャケット、
イタリアからはスラックス。
いずれも5,60年代頃だと思います。
イギリスもイタリアも、作業着か街着かを問わず、
当該国のヴィンテージデニムを手にする機会は稀。
(70年代以降の、デニムがファッションクローズとして
ユニバーサルに広まってからのものは別ですよ)
一昔前まではヴィンテージ=デニムと言えるほど
デニムは常にヴィンテージクローズの中心でしたが、
それはアメリカのものという条件付きの話。
ヨーロッパ、少なくとも上記2カ国においては
その常識は非常識に。主役はエキストラに。
現地にいるヴィンテージトレーダーが扱うデニムが
ほぼ全部アメリカ製、その国のスペシャリストが
自国のものを持っていない時点でまず確かです。
珍しい、の一言で事足りるんでしょうけど、
デニムを着る習慣がない、歴史が浅い国において
デニムを使った、着たことに、すごく大きな意味がある。
誰も着ないものを着るということの意味について
いつも考えて、伝えている身としてあえて強調したいです。
明日の告知は明日の朝にします。
もう寝る、おやすみなさい・・。