new arrivalをリフレッシュしました。
の、中から一番最後の。
CEGB。
CENTRAL ELECTRICITY GENERATING BOARD。
訳して英国中央電力庁。
戦後の時代からイギリスの電力供給を担ってきたお役所ですが、
そこで働いていたエンジニアに支給されたダッフルコート。
たぶんドンキージャケットとか、レザージャーキンとかが好きな人には
お馴染みの名前かと思います、ARTHUR MILLER。
カテゴリーはINDUSTRIAL CLOTHING。
簡単にいえば作業着メーカー。
官給品の作業服という意味ではミリタリーウェアと同じですが、
製造元も作業服メーカーという、生粋のユーティリティウェアなわけです。
ダッフルコートが作業着って言われても違和感ありますが、
ここはファッションクローズは作っていないのでそういうことです。
たぶん、着た時のシルエットとかよく考えてないと思います笑。
ダッフルコートだけど、やっぱり作業着なんだなっていう武骨な形。
古いユーティリティクローズのリプロダクトは、
大抵見た目は同じでも、作りや着た時の形は現代服そのもの。
よく言えば、全部完璧に、スマートに作られているように思えます。
例えば細身のワークウェアとか、着やすいミリタリーウェアとか、
古いものの魅力を一見伝えているようで、実は削ってしまっている。
それは魅力を知っている作り手の方も分かっているはずで、
やむを得ない事情が多々あるからに他ならないんだと思いますが。
本物でしか補えない部分。補うというか、本物にしかない部分。
現代服では色んな理由でどうしても実現が叶わないもの。
バックのステンシルよりも何よりも、一番の魅力はそこだと思います。
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