ではイタリアでの収穫を少し紹介します。
ドネガルツイードのような大小の粗いネップが入ったツイードのオーバーコート。
ただ、起毛が少なく、厚ぼったい感じもないです。
あまりラグランは選ばないけど、これは肩の収まりが良かったので。
VALSTAR、VALSTARINOで知られるイタリアンスタイルのレザージャケット。
薄いので傷みがあるものが多く、選ぶのが難しい。ブラウンスエードが主流ですが、
今回はブラウンでピンとくるものがなく、ネイビーだけ1枚。
70'SのLEBOLEからのスーツ。デッドストックです。
身頃、袖周り共にタイトな形はイタリアならではです。
ダークバーガンディなのでパーティーライクにならない。
こちらは打って変わってやわらかい雰囲気の、60'Sあたりのジャケット。
細いのに丸くてユルいのは、イタリアのサルトリアの手仕事が成せる業。
古着だと思ってナメてたら、余計感動します。
イタリアのちょいゆるテーパードパンツ。全然見つからなかった。
ワタリ広めの裾幅狭め。主張しない美しさ。この程よい加減にドキドキ。
右はデッドストックで、左は結構古いものです。
80'Sのイタリアのツイーディなカジュアルパンツ。ネップ&スプラッシュ。
ズドンとしたストレート。両方ともデッドストックです。右、ふざけてますねー笑。
イタリアの古いサイクリングジャージ。見つけたとき感動しました。
ショートスリーブのハイネック。タイトな形。派手な色遣い。そんなイメージで
タウンユースとして見れませんでしたが、この1枚には全部覆された。
ロングスリーブ、ブラック、そして刺繍です。タグデザインも最高。
たった数点ですが、イギリス物も手に入れました。
バラクータ×マッキントッシュ。考えられる組み合わせですが、僕は初見です。
ダメージも、テープの剥がれも、生地の硬化もありません。
初めて見たのにこのコンディションは嬉しい。
70'Sのイタリアのデザイナーズスーツ。もちろんドットはプリントではなく糸です。
ショップのオーナー曰く、フィオレンティーナから譲ってもらったんだ、とのこと。
個人的にはこれがNo.1です。イベントにはスーツで、普段はセパレートで。
金曜日に発送する前に取った写真なので、これは木曜日までの分。
土日の分はイギリスまで夜逃げスタイルで持ってきました。
また後で写真を撮って紹介できたらと思っています。
イタリアのヴィンテージクローズは、日本ではほぼ馴染みがないですね。
イタリアのファッションは雑誌「LEON」なんかでも常に取り上げられ、
ピッティの時期は特集が組まれたりと、今まで以上に盛り上がっているのに、
なぜ過去のもの、古き良き時代のものには誰も見向きもしないのか。
「今」がこんなにカッコよくて、「昔」がそうでないわけがない。
ずっと不思議でしたし、早くやらなきゃと勝手に焦ったりしていました笑。
デザイナーズヴィンテージはずっと前から注目されてますよね。
グッチ、プラダ、フェラガモ、フェンディ、アルマーニ、ヴェルサーチ・・。
確かに全てイタリア発です。ただ、これらはユニバーサルな展開のブランドなので、
イタリア固有のものとして扱うのには違和感があります。
イタリア人によって、イタリア人のために、イタリアで作られた物。
細かいことを言えばキリがないけど、魅力を感じるもの、提案したいもの、
捜し求めているものは、簡単に言えばその一点に尽きます。
MADE IN ITALYだけなら日本でも容易に手に入りますが、
それがイタリアの物というわけでは必ずしもないですよね。
上質なものであることは同じでも、本質は違うわけです。
まあそう偉そうに語る自分もまだまだ発展途上ですが汗、
それでもお客様方々にはその魅力を感じていただき、また選んで
いただいてきたことで、方向性は確かなものになりつつあります。
今回のラインナップも何かしら感じてもらえたら嬉しいです。
イギリスは今のところ、スローな感じです。
ってもう4日目だ笑。今日もアウトプット楽しんできます!
facebookの方もよろしくお願いします。それではまた。