いきなり営業時間の告知ですが、本日の実店舗は都合により、
14:00~20:00とさせていただきます。
急で申し訳ありませんが、何卒ご了承頂けますようお願いいたします。
昨日までソフトの不具合で、何一つ更新ができない状態でした。
最悪また一からHPを作り直すところでしたが、何とか回避しました。
SOLDなどの更新もできず、ご迷惑をおかけいたしました。
ウェブサイトも僕自身もフリーズしていましたが、もう大丈夫です。
イギリス、Army & Navy Storeのスモーキングジャケット。
手に取った瞬間は、あ、80年代のデザイン物だね、と。
カッコいいもの作るね、80'sはこれだから楽しいね、と。
一通り眺めて、ボタンを外してタグを見るまで、
まさかこれがここまで古いものとは疑いもしませんでした。
言い訳になりますが、まず素材がフリースみたい汗。
あとは、裏地を折り返して切替えのデザインとして見せるやり方、
ヘンなポケットの作りなど、古さを匂わせるものが一切ない・・。
このタグを見て、誰も見てないのに一人で顔を赤くしてました。
ここまでの意外性というか、派手に裏切られたのも記憶にないです。
Army & Navy Storeとは、元々は陸軍・空軍のオフィサーによって、
内需の促進と軍人達を優遇するために設立された会員制百貨店。
1976年に大手デパートチェーンのHouse of Fraserに買収されて
実質なくなりましたが、昔は軍人さん御用達だったお店です。
こちらは1896年の写真。
上にはNAVY & ARMY OUTFITTERS。下にはGIEVE。
実はこれは、あのGIEVES & HAWKES(ギーヴス&ホークス)の合併前の
前身であるGIEVEがやっていた、オフィサー御用達のショップです。
この店舗は当時ポーツマスのハイストリートにあり、ポーツマスという
土地柄から、ロイヤルネイビーとのコネクションがかなり強かったらしく、
シャワーや更衣室の提供、更には車の手配なんかもやっていたようです。
ARMY & NAVY STOREとは少し形態が違いますが、ステータスある
ブランドまでもが、オフィサーのためにショップを構えていたんですね。
それだけ軍服の需要が大きく、軍さまさまだったということです。
実務用ではないけれど、広義でみればこれもミリタリー関連のウェア。
軍服がバカ売れしているなか、こんなのまで買っていた人もいたんですね。
でも逆に考えたら、バカ売れしてるからこそ、こんな突飛な、まったく需要が
なさそうな服が作れたのかもしれません。
それでは本日もどうぞよろしくお願いいたします。