UK LEVI'S。
ユーロリーバイスはだいぶ浸透してきた感がありますが、
UKリーバイスはというと、そんなに浸透も注目もされてない感じ。
それは、UKに限ると数が少なく、その割にはユーロリーバイスと
同じデニムを使っているので(ダサい色落ちの例外も多いですが)、
違いが分かりづらいせいもあるかもしれません。
が、そのぶんイギリス製という隠れたプレミア感があるのは確か。
また、ユーロリーバイスとは違ってクオリティにムラがないのも魅力。
やや寒色系の、コントラストの効いた落ち方をするデニム。
真っ紺紺だと違いが分かりづらいですが、これくらい色が落ちてると
UKリーバイスとしてのアピール度が高いです。
スタイルにもよりますが、この汚れもダメージもない清潔感も大事。
ユーズドでも、大人が履けるデニムとして遜色ない一本です。
UKもユーロも使われるデニムは(基本的には)同じだと書きましたが、
時代を遡れば、例えばアメリカのBIG Eとレギュラーが違うように、
使われるデニムも変わってきます。これはそれを裏付ける一本。
デニムはユーロリーバイスによく見られる青みの強い色ではなく、
アメリカ製のデニムに近い、ニュートラルなブルーです。
大きな特徴は、なんと言ってもそのコントラスト。
画像でも十分伝わりますが、実物はこれ以上にはっきりくっきりです。
おそらくearly 80'sあたりかなと思うんですが、ヴィンテージデニムと
呼ぶに値する、理想的な色落ちです。
501のスタンプも、古いデニムにみられるような小さい表記。
年代の特定はともかく、古いものであることは確かです。
なにしろここまで古いUKリーバイスの501は個人的に初めてで
デニムの質や色落ちに個体差がどれほどあるのかは分かりませんが、
少なくともこちらは、色落ちやコンディション、清潔感や特別感、
全てにおいて文句なしの一本だと思います。