今回は旬なキーワードの一つ、「ボタニカル」がテーマの2枚を。
シャツをメインに展開するイタリアのブランド、Bagutta(バグッタ)。
LEONなんかを読んでいる方にはお馴染みの名前だと思います。
亜熱帯な雰囲気の植物柄がオーガニックなカラーリングにのった、
「ボタニカル」というワードの”今”らしい解釈にとても近い一枚。
極細のショールカラーで、ウエストをベルトで締めるラップタイプ。
着るというより、羽織る、巻く、という感覚です。
ライニングもなく、シャツとジャケットの間くらいの軽い着心地。
これをボタニカルと言ってしまうのは少し強引ですが、
背中いっぱいに施されたパッチワークのテーマが樹木なので笑。
視点を変えれば花火のようにも見える鮮やかな色合いと
深いブルー&ボルドーとの相性。少なからず、色にこだわりのある
人が作ったんだろうと想像ができます。
前を留めない羽織りのような形と、ゆとりのある作りに「和」の匂い。
もしかしたらこのブルーも藍(インディゴ)を意識しているのかも・・。
余裕のあるサイズ感だけに、ただシャツやニットの上に着るのではなく、
ブレザーやコートの上に羽織ったりしても面白いと思います。