続けて紹介したチャイナジャケットつながりで、
今回もインド綿を使ったウェア、インターエスニックなウェアを。
シャツとジャケット両方の要素を持つ、軽さのある上着です。
いずれもイギリスのカジュアルウェアブランドのものですが、
やや粗めの綿素材も、マドラスチェックの発祥も、作られた場所から
おそらく作った人まで全部インド、インド、インド・・
インド綿もマドラスチェックも、インド製のものも、
何気なく日常に溶け込んでいるほど身近ですが、
距離的にはアメリカやイギリスよりも近いのに、
インドってもっとずっと遠くにある気がします。
外国というよりは、異国といった方が近い、
一時代前の外国に対するイメージのように。
ブレザーみたいな形ですが、実際着てみるとユルいです。
風を孕めば現地の空気が匂ってきそうな、そんな2枚。
いくつかの地域の特色を持っていそうで、
実はどこのものでもない、ルーツのない一着。
行ったことはないですが、
個人的にこの色遣いは北アフリカを彷彿とさせます。
民族とまではいかないものの、
西欧圏には見られない、エキゾチックな雰囲気。
更にハードルを上げてしまいそうですが、
僕はこれを、外国を旅する時に着たいです。
未知の土地でエトランゼを気取りながら。
考え得る範囲で、自分が大胆になれる機会に。
いけないことじゃないんですが、特別な時間を過ごすのに
いつもと同じ服を着るのってちょっと味気ない。
結婚式にビジネススーツで行くような、何か一つ損してる感じ。
仕事や休みを過ごすための日常着があるなら、
機会は少なくても、パーティやイベント、旅行をより贅沢に演出してくれる、
非日常の服があってもいいと個人的には思います。