ショーツおじさんからのスタイル、の続きです。
前回も紹介したトップをアップしました。
イギリスのウェザーウェアでまず名前が挙がるのがBarbourだと思いますが、
こちらはそのワックスが苦手な人のためのウェザーウェアです。
ワックスで水をはじく、という発想ではなく、平たく言えば、コットンの織りを
極限まで詰めることで水の粒子すら通さないようにする、という発想。
とても古いものなので現代の防水機能までとはいきませんが、似たような
ルックスのドリズラーとは防水性、保温性は比べ物になりません。
イギリスの服が好きな方ならともかく、一般的にはまだまだマイナーですが、
コットンを使ったウェザーウェアがどれだけ優れていて、悪天候に対して
力を発揮してくれるのか、この一着だけで十分伝えられると思います。
ベンタイル、グレンフェルクロス・・・
この辺なら反応する方もいるかもしれませんが、それらと同等というのは
過大評価ではありません。実際両方とも手にして、着てみた上での体験談です。
確かに上の2者はクオリティが伴ったからこそ広く知られるようになったわけですが、
ネームバリューだけで服を選んでいると、このジャケットのように、隠れた名品の
良さはいつまでも分からないまま。必ずしも有名無名だけで物の品質は測れません。
ポケットがデカい、という+1までいかない、
+0.5くらいのデザインがプラスされたストライプのシャツ。
late 80'sからmid 90'sあたりに顕著な、リラックスフィットの形も
この普通の中のちょっとした”抜け感”を演出しています。
気づくか気づかないかくらいの違い。
これくらいのさじ加減で遊べるようになったら楽しいと思います。
次はTシャツを紹介していきたいと思います。
それではまた。