雨がすごい・・。
まず、明日のお知らせについてですが、営業は通常通りです。
ただ、ご来店予定の方、アイテムリクエストをしていただいた方は
無理をなさらないように。
もしご来店いただける場合は、足元に十分お気をつけください。
それでは今回は、イギリスで見つけたおじさんのスタイルを参考に。
こないだ紹介したグランジ姉さんと同じマーケットにいた、
強風が吹く寒い日でも、元気にショーツを履いていたおじさん。
プレーンなスタイルですが、すごく個性がありますよね。
日本では、ショーツに上着を合わせる人って
だいたいファッションに興味があるオシャレな方が多い。
興味があるから、どうしても一つ一つに気の利いたデザインを
求めてしまい、結局雑誌に載ってるようなスタイルの二番煎じに・・・
なんてパターンをよく目にする気がします。
アウター+ショーツで十分個性があるので、
アイテム全部に個性を求める必要はないのでは。
このおじさんくらい、力の抜けた感じで。
できるだけプレーンな組み合わせで、少しだけ主張を効かせてみました。
6,70年代頃の、イギリスのハイキングジャケット。
知る人ぞ知るGreenspotの一枚。
お客さんから聞いた話だと、かつてはあのグレンフェルの
ライバルメーカーだったそうです。
素材は高密度なコットン。ベンタイルとほぼ同じです。
その質感の滑らかさは、現行のベンタイル以上かも。
素肌に着ても何のストレスもないくらい、すっべすべです。
とにかく目が詰まっているので、水を弾く上に保温性も高い。
洗濯機で洗えるし、丸めてもシワがつきにくいのでだらしなく見えない。
見た目以上に、ラフな扱いに対して耐性があります。
ゴルフやハイキングなど、アウトドアの活動において重宝された
ウェザープルーフなジャケット。梅雨でも、実用的すぎるウェアは
着たくないって人にはぴったりだと思います。
Leather and Lace web store
続いてシャツ。
80年代頃のデザインシャツです。
普通のコットンのストライプシャツですが、
ポケットだけはかなり大ぶりです。
何もいれてなくてもちょっと縁がたゆむくらい。
シャツ一枚で外に出ることが増える季節だからこそ、
シンプルでもほんのちょっとだけ気の利いた一枚を。
それにしても、Designer Clothing Sportswearって・・
名前だけはかなり欲張ってます。
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最後はパンツ。
イギリス軍のコットンドリルトロピカルショーツです。
よくグルカショーツと呼ばれる、ダブルベルテッドタイプの
後継モデルがこちらです。
トップのベルトがボタン留めのストラップに変更されていて、
より履きやすい作りになってます。
厚みのある丈夫なドリル地は古いものならでは。
経年変化が分かりやすいのも魅力です。
それにしてもこのペンキの飛び様・・
意図的にペイントを施した服もあるくらい、
デザインとして市民権を得ているソースですが、
これは実際にペンキの作業用として使われたことから
生まれた、一切計算のない無作為な実用美。
くたびれたワークウェアなんかと合わせたら雰囲気出そうですが、
あえて他に清潔感のあるものを持ってくることで、汚らしくならずに
主張が生かせると思います。
シューズは前のスタイルと同じものを使いました。
清潔感と季節感のある一足。
すみません、時間が時間なのでジャケットとシャツは
後日アップしたいと思います。今日はショーツだけ。
それでは明日渋谷で。よろしくお願いいたします。