RAFの2点。
デニムのようなテクスチャー。
くすんだエアフォースブルー。
足す必要も引く必要もないデザイン。
古いものの仰々しさや素材の重さ、脆さもなければ、
新しいものの画一性や物量過多なサープラス感もない。
半ば無意識的なのではっきりと断定はできないですが、
自分のセレクトや提案は、古着を選ぶ意味とファッションの追求とのバランス、
そして少しのノスタルジー、それが1つのベースとしてある気がします。
これはその小さなスペースに、すーっと滑り込んできた一枚。
96's?のComme des Garçons HOMME PLUS。
このコートを手に取った時に最初に浮かんだのがこれで、
実家に帰った際、当時のMRをスキャンしてきました。
ミリタリー最強説、ギャルソン至上主義、僕はどちらもNoですが、
ニュアンスは違っても、モダンに着られることの証明として。
IIに続きます。