先日のスタイルで紹介できなかった帽子。
1952年のRoyal Navy(イギリス海軍)、コットンキャップです。
Royal Navyのウィンドプルーフスモックにベンタイルコットンが
使われていることは詳しい方ならご存知かと思いますが、
VENTILE表記はタグにもどこにもありません。
こちらもそれに非常に近い素材感。年代は違えど、同じ素材だと
言ってもいいと思います。すべすべな手触りの高密度コットン。
洗っていくうちに、その質感は滑らかさを増していきます。
1952とブロードアローのスタンプがちょっと嬉しいタグ。
CAPS, PEAKEDとはツバありの帽子という意味です。
また、ATOMIC ENERGYは直訳で原子力。
当時、原子力を利用していた海軍の兵器・動力装置として
思い浮かぶのは潜水艦くらいしかありません。
潜水艦の製造は戦艦のメーカーに依頼していたはずなので、
これは潜水艦の動力部分を担当した隊員用と思われます。
短いツバ、長めのテール、筒型の形状。
ワークキャップにありそうな形ですが、よく見るとやっぱり他とは違います。
特殊な任務だからこその特殊な作り。これにも必ず意味があるはず。
ミリタリーウェアならではの高いクオリティ、デザインの面白さが、この小さな
帽子一つにふんだんに詰まっています。
サイズが大きいものなので、バックを糸でつまんで被りやすいサイズに
することもできます(アイテムページの画像でご確認ください)。
お時間は少しいただきますが、手数料はいただきませんので、
ご注文の際はその旨を備考として記載いただくだけで結構です。
よろしくお願いします。それではまた。