今日は久しぶりにリバティプリントを使ったもの。
見慣れない柄なので意外だったんですが、現地ではこのパターンが
リバティのものであることが普通に認識されてます。
見たことない柄を、これはリバティだよ、と教えてもらうこともあって、
イギリスに行くと、リバティがいかにイギリス人に愛されているのか
感じることが結構あります。
ただ、チャイナジャケットに仕立てたのは作り手のセンス。
わざわざ自分の名前のタグをつけるだけあって、縫製も丁寧だし
(ダブル、トリプルどころか4本もステッチが入ってる部分も!)
既製服にはないところをうまくついている、秀逸なデザイン。
こっちはリバティを代表するピーコックフェザーのパターンです。
個人的にも一番好きな柄です。
ソーホーにあるリバティのデパートの中に、日本人向けに作ったでしょ?って
感じのお土産コーナーがあり(小花柄の嵐です笑)、そこにも少し並んでいる
パターンなので、それだけポピュラーな柄の一つなんでしょうね。
身体を包み込むようなラップタイプのジャケットで、丸っこい形が特徴。
フロントはジップもボタンもないので、羽織る、巻く、という要素もあります。
自分のサイズが36位なんですが、インナー次第で一番下の平置き画像の
ように少しだけ下にAゾーンができるので、Vゾーンのように遊べます。
いずれもリバティの生地は使ってはいますが、リバティがブランドとして
こんな服を作ることはありえません。ハンドメイドだからこその2枚。
服を着る楽しみをくれて、自分だけの特別なものにもなる。
大量生産の既製服ではなかなか得られないです、そういうの。
イギリスの伝統あるブランドと謳われて日本で流行ってるものでも、
現地では高級すぎたりマイナーすぎたりして、誰も着てないし・・、
みたいなことがちらほらあります。
でも、リバティは人気があるというよりも暮らしに根付いている感じ。
例えばマーケットとかに行くと、ハンガーに巻いてあったり、テーブル
クロスとして使われているのを見かけたりします。リバティのスカーフは
高くて買えなくても、生地なら誰でも買えますからね。
なので流行に左右されない。服に興味あるない関係なく、老若男女に
愛されてる。これ着てイギリスを旅したら、たぶんおばちゃんとかに、
「あら、リバティじゃない!」って声かけられると思います笑。それが
個人的に好きって以外に、僕がリバティを推す理由の一つです。
服としてヴィンテージ市場で流通する数は決して多くないので
サイズやコンディション、いろんな条件付きで探すとなると大変ですが、
リバティはこれからも追い続けていきたいと思ってます。
またまた熱くなっちゃいましたがこの辺で。おやすみなさい。