今回の旅は、最後の最後でひどい旅になってしまいました。
予定では現地金曜日発の日本金曜日着で帰国するはずが、
機体が予定より小さくなった・・という理由でキャンセル。
翌日の朝の便に振替えになったのですが、朝空港に行って
掲示板を見上げるとTOKYO HANEDA cancelledの文字が・・。
機体のtechnical problemという、これまたふざけた理由で
結局バージンに振替え・・。空港で更に何時間も待たされて、
なんだかんだ家に落ち着けたのが土曜の夜でした。
仕入れ中にご注文をいただいた方には、遅々とした対応で大変
ご迷惑をおかけいたしました。この場を借りてお詫びいたします。
それではこの間の続きで、撮ったものをいくつか紹介します。
非の打ちどころがないSAKS FIFTH AVENUEの一枚。サイズは34位。
ふわふわのパフジャケット。カジュアルな形なので、花柄もイヤミにならない。
古いフランスのブレザー。ここまで古さが足枷にならない一枚も珍しい。
イギリスのハイキングパーカ。劣化なしのゴアテックス。ブルーともネイビーとも言えない色。
ニューウェーヴなパンツも何とか手に入れました。今回のもすごくいいです。
インディゴというよりは、藍染めという方がしっくりくる、細畝のキルティングにも和を感じる一枚。
MODA ULITIMA。黒人のおばあちゃんから買った強烈な一枚がこれ。
ギリギリのところだけに好き嫌いははっきり分かれると思いますが、是非実物をみてほしい。
ツイードのブレザーも何枚か手に入れました。相当な数を見ましたが、その中からの数枚。
複数の条件による数式ではなく、これだって思えたものだけを選びました。
デザイナーズのニットコート。
パッと頭に思い浮かんだのがこの写真。ハードル下がった気がしませんか?
デザイナーズのセーター。編み地ではなく、織り地。シルエットもだいぶゆったり。
フランスのハンティングウェア。スリム&テーパード。ハンティングらしい土臭さやクセのない、
ジョッパーズの進化形のようなスタイル。ジップを上げて少し捲れば足元がより映えます。
袖の切りっぱなし、風に見せたデザインだと思います。無数の色が絡まった織り地ならではの美しさ。
アランセーターもナチュラルからこういったカラー物まで。パターンも色々。形も色々。
ミックスカラーのセーター。ロング、ショール、バルキーなど一つとして同じ形はありません。
ミリタリー&スポーツを80'Sのテイストにのせて。個人的にギリギリのところをついてます。
フードは収納可能で、袖も取り外してベストとしても着られます。ブランドを見てまたビックリ。
レザーに似せたビニール製のバッグですが、茶色が一般的。茶色なら買ってません。
赤というのがとても新鮮。スーツやジャケパンに合わせて部活帰り風に。
Gianni Versaceのスモーキングジャケット。古着にありがちなド派手なヴェルサーチとは違います。
ラペルのデザインに妙。ここは絶対何かある!と踏んで入った店で見つけたスペシャル。
何でもないものも。年代とか、ディティールとかそういうのめんどくさいっていう時、ありますもんね。
あまり取り沙汰されることのないエスニック物を、それでも追いかけてきて本当に良かったと思えた一枚。
インディゴ染めの生地をベースに刺繍やパッチワークで装飾が施されています。白と青の菱型模様も
一つ一つ手で切り取り、全て手で縫い付けてあります。こんなの見たことない。正直売りたくない笑。
今回はイギリスらしさに目を向けながらも、古さとか伝統とかにとらわれすぎず、
現代的な部分も意識して、それがある程度実現できたと思います。
でもクラシック&コンテンポラリーというよりは、クラシック&アバンギャルドに近いかも笑。
ブランドと同じように、古着だっていつも同じようなモノやアプローチばかりじゃつまらない。
ある意味とても奔放なセレクトを支持してくれる方がいらっしゃるのはとても幸せです。
ブレザーなどちょっと手入れが必要なもの以外は、できるだけ早く展開していきます。
気になるものがもしあれば、お気兼ねなくお問い合わせください。
それではまた。