今回夏物では最も衝撃的だった発見の一つがこちら。
80年代当時、イギリスで売られていたブライトカラーのセットアップです。
この間アップした白のカラーバージョン。
デザインもノリもアメリカ西海岸といった感じの一着。最初見た時は、
こんなのイギリスで着てる人がいたの?っていうのが正直な感想でした。
でも何千万という人がいて、ファッション先進国の一つであることを考えたら、
どんな服があっても不思議じゃないんですよね。
イギリスのファッションって昔に比べたらだいぶ色々知られるように
なってきたと思うんですが、特定のジャンルばかりにスポットがあたり、
それがイギリスの今のイメージを作っている感じがします。
でもそれが全てかと言えば違いますし、周りと違う格好をしたい人たちは
どの時代でもいたわけですし、僕もイギリス物はこういうもの、という
イメージがはっきりすればするほど、そこから逃れたい、外れたいと思う
性分なので笑、このセットアップはいい意味で盲点をつかれた感じです。
セットアップがすごく今注目されていますが、おそらく今ならネイビーや
ベージュあたりの無地でやるのが定石でしょうね。
やってもせいぜい蛍光色と黒を反転させるくらいでしょう。
当時でしかありえない色、デザイン、全体のテイスト。
イギリスでもファッションとしてこういうものの需要があったという、
なんとなく分かってはいても知らなかった意外性。
個人的にもすごく視界が広がった、とても興味深い一着です。
しばらく滞ってしまいましたが、この後もう一度更新します。
明日のラインナップについてもまた後ほど。