先日のヴィンテージバーバリーに続いて
今日も春向けのコートですが、クセのある2枚。
まずは1枚目のBeau Brummel。
近年のスクールブレザーで比較的目にするブランドで
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、
こちらはブレザーではなくスクールコート。
聞き慣れないのも当たり前、僕が勝手に命名しました笑。
学生が着るのは専らダッフルコート。
実際Beau Brummelもダッフルコートは作っていますが、
こういう春用のコートも作っていたなんて初めて知りました。
煩わしさを嫌う子供たちがわざわざ春にコートを羽織る
なんてシャレたことはしそうにない。ちょっと寒けりゃ
下にセーターを着ればいいだけの話。
故に需要もなかったんでしょうね。
表記はまさかの30笑。メンズでは有り得ないサイズ。
それでもご丁寧にブレザーの上から羽織ることを想定して
作られているので、実寸は34位です。
オーバーコートはその特性故に手頃なサイズ感のものが
少ないので、Tシャツの上からでもバランスよく着られるものを
お探しの方にとっては朗報かと思います。
こちらはガウンとワークコートが合体したような一枚。
ミリタリーやワークウェアでしか使われないコットンドリル製なので
エンジニアコートとは書きましたが、正直どんな用途で着用されたのか
全く見当がつきません。
ワークウェアが大好きな方は多いと思いますが、完全にその範疇を超えた
デザインなので、ワーク好きが認めてくれるかどうか・・笑
ラフに羽織るのも良いと思いますが、個人的にはベルトをキュッと締めて、
トレンチコートのようにカチッと着るのもおもしろい気がします。
パリッとしたシャツを衿元にのぞかせて、スラックス+ドレスシューズで。
何より、こうやって着れば良い、という前例がないところが魅力。
自分だけのスタイルを模索できる楽しみがある一枚だと思います。
去る土曜日にご来店、お買い物をいただいたお客様、
寒いなかわざわざ足を運んでいただきありがとうございました。
2度目、3度目の方も多く、お互いの顔が分かってくると
お話がしやすくなり、どんな服やスタイルが好きなのかなど
いろいろと聞くことができて楽しいです。
イヤな顔一つせず声掛けに応じてくれることはもちろん、
本当に洋服が好きな方ばかりなので、マニアックな話も
普通にできることがすごく嬉しい。
話が弾むと調子に乗っていらんことまでしゃべってしまうので
鬱陶しいと思われないよう気を付けます。
それではまた明日。