今日も徹夜・・。
今日はBARBOUR第2弾。
変わったモデルに焦点を当てて紹介したいと思います。
まず1枚目。
LONGSHOREMAN。
スモックパーカタイプで、バックはフィッシュテール。
中央にはかなり大きめのフラップポケット。
フードにはワイヤーが内蔵され、他のモデルとは違い
着脱式ではありません。
何もかもが他とは異なる、オリジナリティに溢れたデザイン。
インターナショナル同様、このモデルのためだけに何もかも
一からデザインされているわけです。
トレードマークの登録年月日をみる限り、
おそらく91'Sにリリースされたものと思われます。
2004年にも復刻がリリースされていますが、
こちらはオリジナル。やっぱりオリジナル。
デザインから生産に至るまで、相当な時間と手間が
かけられたはずですが、隆盛を迎えることなく、極めて
短命に終わっています。全然売れなかったんだと思います。
ただ、戦略的には失敗だったかもしれませんが、
珍しさを抜きにしても、ここまでしっかり作り込んである
モデルは他にはないでしょう。バブアーの隠れた名作です。
ロンドンのマーケットでオバハンディーラーがこれを着てました。
(脱がして持って帰ってきたのではなく別のものです笑。)
はぎ取ってやろうかと思いましたが、デニム+スノーブーツの
スタイルがすごくカッコよかったので許してやりました。
過去に例を見ないほどのバブアー人気ですが、これだけ
盛り上がっていても、まず街で被ることはないと言っていいと思います。
もし、ただ流行りに乗りたいだけではなく、
オリジナリティを求めてバブアーを着たいのであれば
間違いなくこれはその期待に応えてくれるはずです。
続いて2枚目。
これは前回の仕入れ分です、エラいもったいぶってしまいましたが・・。
84年から87年にかけてリリースされたMILITARYシリーズ。
全部で3タイプリリースされたそうですが、こちらはファーストモデル。
セカンドモデル、最終モデルはそれぞれモデル名があるのですが、
なぜかファーストだけ表記がありません。
形はソルウェイ・ジッパーがベースになっていますが、
何と言っても全体を覆うDPMパターンがとんでもないインパクトです。
正直レギュラーモデルとして発売したとしても売れなかったでしょうね。
イギリス軍に採用されたモデルとの説もあるようですが、
当時を知る人の書き込みをまとめてみたので参考にしてみてください。
・民間用に販売された当時の限定モデル
(実際に着用していた軍人さんもいたようですが、
NATO軍採用のインターナショナルとは趣旨が違うようです)
・軍に従事した隊員やミリタリー愛好者には人気があった
・セカンドモデルはTHE MILITARY、最終モデルはRUSTIC
(RUSTICはカタログには載っていなかったらしい)
・当時のファクトリーアウトレットに£115で並んでいた
(複数の目撃証言がありました)
・1984年にMunster(ドイツの都市)でも販売されていた
(当時の価格で250マルクだったそうです)
・87年にGORE-TEXが登場してから生産中止になった
こんな感じです。
話から判断すると、DPMのGORE-TEXバージョンもあるようです。
どんなものなのやら・・・。奥が深いです。
話がそれましたが、こちらもLONGSHOREMANと同様に
街で被ってしまうことはまずないでしょう。
今の流れに敏感な人は、「なんだよあれ」って振り返るはずです。
それくらい見る人にとっても、着る人にとっても特別感が
味わえるジャケットだと思います。
もう一枚アップしたNORTHUMBRIAは比較的ポピュラーな
モデルの一つなので、時間も時間ですしここでは割愛します。
詳細はアイテムページの方をご覧になってみてください。
さて、今日は渋谷です。
前回は極寒の天気だったにもかかわらず、ライトなアウターを
中心にラインナップするという失態を犯しました。
まだもうしばらく寒い日が続くと思われますので、
ブログつながりでバブアーを出したいと思います。
詳しい内容はご来店下さった方だけのお楽しみ。
ここで全部言ってしまうと、わざわざ来て下さる方々に
申し訳ないので、この辺にしときます。
薄暗いビルのてっぺんでお待ちしてます笑。
それでは失礼いたします。