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イギリスのプリズナーシャツジャケット。
裾裏にはブロードアロー（↑）が入り、ラペルには識別？番号が殴り書きされた一枚。
無機質で、無表情。
ウールでできている服なのに、冷たい印象。
まるで着ていた人間（囚人）の個性を奪うかのよう。
同じユニフォームでも、軍物のような力強さも、スーツのような色気もない。
これを着ている人がずらっと並んでいたら、みんな同じ顔に見えそうです。
でも、もしそれが今のカラフルで、華やかで、雑音だらけの街でなら・・？
このちょっと異質な透明感と潔さは、必ず違ってみえるはずです。
寒い・・。
ひっさしぶりのヴィンテージバブアーです。
買ってきた後すぐにシーズンを過ぎてしまい、旬をむかえた今投入です。
名前のない、見慣れないモデル。調べても出てこない。
ここで紹介しなかったら、誰にも素性を知られずに現地で着倒されて、
いつの間にか消えていなくなってしまっていたかもしれない一枚。
出会えてよかったと思えるような、ヴィンテージバブアーらしい
いい顔してます。野暮ったさ、田舎くささを残しながら着てほしい。
ハリントンジャケット。
ブリティッシュカジュアルの王道。
着る人を選ばないのはもちろんですが、どんなメーカーでも作っている
一般的にも非常に馴染みの深いジャケットです。
バラクータでも、最近のドメスでも、どれもデザイン的に大した差はありませんが、
Leather and LaceはLeather and Laceらしくノーブランドのヴィンテージ。
現地のマーケットや古着屋さんに大量に並んでいる、最近のものとは違います。
リアルに7,80'sのスキンヘッズ達が着ていたような当時物です。
Sサイズは売れてしまいましたが、若干のストックがありますので是非どうぞ。
ご無沙汰してます。
のわりに、タイトルが素っ気ないですね・・笑。
最近は靴ばかりでしたので、久しぶりに上っ張りです。
1枚でも個性が出せるものばかりですので、小細工はいりません。
俗にいう珍しいものではなく、誰も着ていないものを。
違うようで違わない？違わないようでやっぱり違う。んんー。
ラバーソール。
昨日の続きみたいになってしまいますが、
ラバーソールに憑いてまわる「パンク」や「ロック」という、
既成の、通俗的なイメージをいったん全部取っ払ってください。
ワークでも、ミリタリーでも、アウトドアでも何でもいい。
元々はバスケット用の靴だったスニーカーがどんなスタイルにも合うように、
ラバーソールが一つのスタイルに限定されるなんて誰も決めてない。
ただそういう知覚イメージがある、というだけの話です。
きっとスタイリングの幅が広がると思いますし、広げられるものを買ってきてます。
ただでさえイギリス現地では見つからないラバーソールですが（ウソっぽいホントの話）、
こんなにきれいなものを買ってこれた。提案するまたとないチャンスだと思ったので。
この間、ドクターマーチンを履いていたら、
「パンク好きなんですか？」
と言われました。
たぶんそれが一般的な知覚イメージなんだと思いますが、
普通の革靴よりもずっとスタイルを選ばないシューズです。
実際、現行のカタログをみても、パンクなスタイリングに合わせて
履いている写真はありません。
もう一足のウィンクルピッカーにしても同じ。
これをロックなスタイルに合わせるのは定石かもしれませんが、
イメージとは異なるスタイルに合わせてこそこのシューズ、
そしてそのスタイルそのものに個性が生まれると思います。
もっと自由に、既成のイメージにとらわれず履いてほしい靴です。
この2足の手入れをするまで気が付きませんでした。
全く狙ったつもりも、また狙ってできることでもありませんが。
たまたま同じ年にイギリス軍に従事するべく生まれた2足です。
Bataはイギリス西部の港町で見つけたもの。
その日は全く収穫なしで、目当ての店も見つからず、途方もない距離を
キャリーをずるずると引きながら、もう帰ろ・・と思っていたとき、歩いてた
路地の途中にANTIQUE MILITALIAという文字と数着の軍服！
調べてないお店だったので疲れが一瞬吹き飛びましたが、一瞬でした。
おばあちゃんが趣味同然でやってるような、ガラクタ屋さん。
価値があるのかないのか分からない、古くさい骨董品ばっかり。
かかってた服も全部現行のサープラス。奇跡は起こりませんでした。
そこで唯一買えたのがこれ。
棚の奥でホコリ被って、こちらにケツ向けてイジけてたのを連れてきました。
おばあちゃんが「Oh, primsole!」と言って、ああこういうのをぷりむそーると
いうのかおぼえておこう、とクタクタのなか思ったことは覚えてます。
もう行くつもりはないので、僕がその街で最後に仕入れた商品になります。
僕の苦い思い出を誰か引き継いでください笑。
イギリスのアンクルブーツ。
かなり時間が空きましたが前回分、シーズンを迎えて本格投入です。
あの時のブログに書いた通り、いい物しかありません。
いい靴どんどん出していきます。
トリッカーズ、ローク、チーニーのレザーシューズ。
どれも歴史あるイギリス靴のメーカーです。
いずれもドレスシューズにはないボリューム感が魅力。
寒くなるにつれトップのボリュームが増してくると、こういう靴が履きたくなります。
特にチーニーは革質、分厚いソール、発色が抜群に良いです。
僕がロンドンで一番好きなフリーマーケットで手に入れた一足なんですが、
きれいに磨いてオイルをたっぷり入れたら、見違えるほどいい顔になりました。
ぜひご覧になってください。
今日はセーターをアップしました。
そろそろ本格的なオンシーズン。待ちに待った人も多いと思います。
個人的にはプライマークのシェットランドタートルが推しです。
タートルネックと聞いて、ネガティブな「ヤバさ」を感じる方いますか？
僕は同じヤバさでもポジティブなほうです。
一度爆発的にブームになったものって、冷め方も半端じゃない。
だからカムバックのタイミングが難しい。ケミカルウォッシュとか、Tシャツタックインとか笑
でも期は熟したと思います。タートルネック。感覚をリニューアルしましょう。
昨日はずーっと雑誌や本を読んだり、ネットを漁ったりしてました。
伝統とイノベーションのミックス＋現代服の手軽さ。
古き良きものにとらわれ過ぎず、ファストファッションも受け入れるところは受け入れる。
たとえばユニクロが一般に広く浸透していることは良しとする。盲目的に否定しない。
川があったら、とりあえず入って、泳いで、潜って楽しんでみる。
危ないから入らない、なんてのはNG。
でも流れに体を持っていかれて行方不明、なんてのはもっとNG。
市場の変化から目をそむけずに、独自性はしっかり貫く姿勢でいたいと思いました。
できることは少ないですが、できることは最低限やっていきたいです。
遅くなりましたが、おはようございます。
それでは楽しい日曜日をお過ごしください！